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映画の話『わたしの幸せな結婚』

観ようとは思っていたけれど、「大丈夫かなぁ・・・」という不安もあった。
結論。
「もう一回観たい」
というわけで。
観てまいりました『わたしの幸せな結婚』

スノ担ではない大人が観て楽しいかどうかはさておき。

明治大正あたりかな?を思わせる時代背景。
封印を解かれた異形の者と戦う異能といわれる能力者。
政略結婚という形で出会った冷酷無慈悲と噂される異能の力を持つ軍人と不遇な運命を歩んできた孤独なヒロイン。
次第に本気で惹かれあう二人を待ち受けるのは・・・
みたいな設定が好みならば、楽しめると思います。

映像としても、なかなかに迫力があるし、綺麗だし、興味がある人は、一回は映画館で観た方がよいかも。

いろんなところで「ん?今、なんて言ったの?」と思うところもあって。
それが大事なシーンの時もあって。
周りは結構友達同士で来ている人も多かったので、ああ、こういう時、誰かと来ていたら、後で聞けたのになぁ・・と。
でも、映画は基本的にはひとりで観たいので。
自分の好みが連れと合わなかったら。と思うと、心配で入り込めないだろうから。
映画はまずはしっかり味わいたい。
とか言いつつ、終わった直後に楽しそうに感想を言い合っている人達のなかにいると、「あ、あそこのシーンね。わかる~。」とか話に入りたくなってしまった。

「タペストリー、本当にいいよね」とか「あそこよかったよね。美世を助けに来るところ!」とか。

目黒くんのふと見せる微笑みは、「silent」で高校生の想くんが紬に声をかけて欲しくて、聴いていないのに音楽を聴くふりして、思惑通りに紬が話しかけてきた時に、うつむきながら嬉しそうな笑顔を見せる一瞬のシーンが好物な人だったら、再び射抜かれたことでしょう。

そして、今田美桜ちゃんのかわいいこと!
お化粧っ気のない状態で映っていても。まぁ、かわいい。
私としては、二人で街の喫茶店で、おいしそうにデザートを食べていた時が本当にかわいくて。
今田美桜ちゃんは、もうずいぶん前からドラマで観ているし、下手だと思ったことは一度もないけれど、今回のこの映画で改めて、上手なんだな、と再確認。
目黒さんばかりが取り上げられていまいますが、美桜ちゃん、いいよ。

でも、まぁ。仕方ない。
目黒くん、目立つもん。
大西くんと並んだ時も身長差もすごいから、大西くんの年齢設定は何歳なの?と思ってしまった。
でも、これパート2ありますよね。
そこからは大西くんの帝の時代になるから、この成長ぶりを追うのも楽しみです。

タペストリー、最初はそんなに湧きたたなかった私ですが、今は、大好きになって。
エンドロールって、正直、最後まで観ていたら何かもう1シーンくるかもしれない、みたいな気持ちで終わるのを席で待つ、みたいな時間になることが多いのですが、今回は、曲を聴いているのも楽しくて。
エンドロールの時間まで楽しめたのがお得な気持ちにさせてくれました。
そして。
もし、スノ担でなくても、この映画が少しでも面白いと思ったならば、ちゃんと最後まで待ってください。

好みはそれぞれですが、私はもう1回復習したい。

ちょっとそれますが。
ここ3回くらい連続して、ひとりで来ている70代くらいのおばあちゃんに遭遇している。
もちろん、違う人だろうけれど。
違う映画館だから。
これに体力使ってまでひとりで劇場で観ようと思った理由を聞いてみたくなる。
なんか、友達になりたいなぁ、と思った。