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私はゆとり世代と呼ばれ、学生時代を過ごした。
隔週であった土曜日登校は、幻のように小学校低学年で終わりを告げ、中学生にあがる頃にはケータイを持っている子も多かった。そんな学生時代、自分のホームページ(略してホムペ)を持つことが一種のステータスだった。
ホムペには大体、プロフィール、日記、リアル、BBS、アルバムなどが揃えられていた。今回の主題となるのはこの中の"リアル"だ。TwitterやInstagramがなかった、もしくはそんなに普及していなかった当時はここに思春期に溢れ出す思いのたけを書き出した。大学生になってTwitterなどが主流になってきても、誰にも見られないのをいいことに裏アカ的な役割を果たしてくれていたが、最近は久しくその存在を忘れていた。
しかし、久しぶりに見てみるとなかなか興味深いことが書いてあったので、本当に存在を忘れてしまう前に記録しておこう。黒歴史もあるけれど、思春期に自分がなにを感じていたかってこういうのがないともう思い出せないし。
1.病みシリーズ
裏アカといえば「これ!」な病みシリーズ。ちゃんとつぶいやいてた。イタいなぁ〜。
自分が失敗したら注意されるのは仕方ないことなのかもしれないけど、ダメだったなこうすればよかったなって自分がいちばん分かってて落ち込んでるときに、追い討ちかけるように他人から厳しい言葉をかけられるのは辛いよね。正論ほど謙虚に、ってどこかで聞いた言葉だけどそういう思いやりが欲しいときもあったのよ。
これは割と現在進行形でもある悩み。自己肯定感が低い。他人の評価が気になる。プライドが高い(失敗を認められない)。まだ昔に比べるとマシになったと思うんだけど、思いたいんだけど、やっぱり20歳超えたら性格なんてそう変わるもんじゃないな。
でも自信がないから、自信もてるように知識をつけようとするし、失敗したくないから慎重に物事進めるし、悪いことばかりじゃないよねって最近は考えてる。
なんか悩み事って人に話した途端「え?なんか私の悩み事しょぼくない?」って恥ずかしくなるの私だけ?なにより悩みを聞いてくれる友達がいることが嬉しくなっちゃう。恵まれた人生なんだろうな。
2.私という人間
このときの自分、本当に自分のことよく分かってて偉い!って褒めてあげちゃう。(自己肯定感低い人どこ?)
そうなんだよ、私は夏休みの課題とか予定表だけ作って満足しちゃうタイプだもんね。やる気の急ブレーキがほんとにすごい。
「なんで自分だけ」っていう感情は思いやりの心をなくしてしまうし、すごくやっかい。この感情が生まれてしまったときどうするのが正解か、いまだに悩む。
3.時々考えること
学生だって色々考えて生きてる。普段ヘラヘラしてるけど、それなりに考えて生きてるんだよね。
頼ると甘えの区別か。難しいこと言うね。
やたらと名言が続く時期があるなと思ったら、村上春樹さんの作品に感化されてる時期だった。あらすじも知らずに読んだけど、なんだか主人公に自分が重なるようで救われた作品。
4.恋愛編
甘い要素は少なめ。
めちゃくちゃチキンだから好きな人がいてもなにも行動できなかったんだよな〜。今なら「動けよ!ダメでもともとだろ!」って思うけど、タイムスリップしても結局何もできない気がする。
気になってた人の気になる人を知った日(もちろん私じゃなかった)。電車ん中で失恋ソング流しながら帰ったの思い出すとウケる。
何気なくあった出来事を並べてるようでここにも紛れ込んでいます。挨拶できただけで喜ぶ私かわいすぎない?(甘酸っぱい要素がほしくて、絞り出した)
ところで、こうやって日常の些細な幸せを見つけていくのっていいね。これを見たときなんかほっこりした。最近忘れがちだったけど、意識してみよう。
以上、すべて時効をむかえているので書けた話でした。
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