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だったら、この会社をタダで譲ってくれ!

前夫の営む飲食店で、そのまま働く私ですが
コロナ渦の真っ只中、客は来ないキャンセルは相次ぐ、あげく営業自粛してくれとの通達。
お金を借りなきゃ続けられない!
社長(前夫)「こんなに借りなきゃいけないんだったら、返せるかもわからんのに、もう会社を辞めるしかない。」
そう思わざるを得ないような毎日が続き、この後以前と同じような生活に戻るかも分からない状況で不安が募る。
「諦めるならこの会社、私にちょうだい!」
社長はビックリした様子で
「どうするつもりなん?」
って聞いてきた。
料理もできない私が、この会社を受け継いでどうするつもりなのかと?

私の中には、おおまかな道筋ができてた。
17年やってきた実績とコロナのおかげで、何千万単位の融資がすぐに受けれるチャンスがあるのにみすみす逃す必要はないと考えた。
と、ともに飲食店を続けていく必要もないと。
できないんだったら出来ることで勝負する!
自分のビジネスを3ヶ月あったら思いつく、半年あったら準備ができる。1年あったら軌道に乗せれる。
融資してもらったお金で、会社の中で新しいビジネスを立ち上げる!

「僕(社長)は何をしたらいい?」って聞いていたので、
「あなたは、要らない!会社は辞めてもらいます。だって諦めて皆んなを捨てるんやろ?」
キツイ言葉だったと思うけど、本当のことだから。

現在、会社は存続、社長もそのまま、
変わったことと言えば、飲食店営業規模を小さくした。
営業日数を減らし、ネット販売や企業向け商品の配達の時間に変えて。
もう一つは、私が言い放った自分のビジネス。自粛期間中に始めたYouTubeがきっかけで、動画撮影から編集までできるようになり、
友達に動画を作ってあげたものなどが、目に留まり依頼が入ってくるようになった。笑
今は動画を使ったビジネスモデルをつくり、自分たちと同じような、小さな企業とか個人経営者の方の時間の浪費を防げるような提案をしていけるようにもなってきた。
動画を使ったビジネスパートナーになれますよっていう動き方っていうのが合ってるかも知れない。

多分、飲食業はもとには戻らない。職人だった社長にはなんとも言えない現実だろうけど、今は社長としての考え方を優先して前に向いて進んでいるよなーって思う。
なんか、私偉そうだけど。笑

追伸
だって、よくよく考えてみてん。自分の会社を辞めたら、今と同じような仕事できるとは限らんのですよ。新しい職場で新しい職につくかも知れないって思ったら、
新しいビジネスを会社で立ち上げてやるのと同じやん😊

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