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Steve Grossman研究ー70-80年代を中心に

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ハイブリッドジャズテナーサックス奏者Steve Grossmanの70-80年代にかけてのスタイル変遷について考察した文章です。
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記事一覧

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証するーその1 突然のシーン登場…

前書き 晩年は「ロリンズ系ハードバップテナーの巨人」的な扱いをされていたグロスマンである…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証する―その2:エルビンバンドで…

マイルスバンド後のグロスマン:エルビンバンドへ マイルスバンドをクビになった(って決めつ…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証する―その3 日本を襲ったハイ…

 と、安いジャズ入門誌の様なタイトルをつけてみたが如何だろうか(笑)。 グロスマン初来日…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証するーその4 電化サウンドへの…

 本論全体を通じて言いたかったこと、すなわちグロスマンのハイブリッド性(とその凄さ)につ…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証する― その5 フュージョンへ…

 79年からの数年間、グロスマンの活動は単発的になる。多分New Yorkにはいたのだろうが、特に…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証する―その6 謎の路線転換とハ…

前回採り上げた81年夏のギルエバンスのライブアルバム以降、グロスマンの録音は一時途切れる。…

Steve Grossman研究-70-80年代のスタイル変遷を検証する― おまけ:1987年のライブ映像ご紹介(と奏法解説)

 私の知る限り、グロスマンは1975年、1986-88年、2014年に来日して日本各地で演奏しているのだが、ハイブリッドテナーの本領を最も発揮したのは1987年だったと思われる。っていうか、ある意味グロスマンの生涯のピーク時期だったかも。今回はその映像の話。 (注:映像紹介するだけのつもりだったのだが、書いているうちに盛り上がってグロスマン奏法解説みたいになってしまった。文章長くてすみません) 映像発掘:1987年のグロスマン もしかするとこの年、地方ツアーは無くて新大久保