ICL体験記

ICLを受けたのでその時の流れとかをまとめています。
執筆時点で術後約1ヶ月くらいですが、目立った不便や不調もなく、日々快適に過ごしております。

ICLとは?

視力強制のために、目の中にコンタクトレンズを埋め込む手術のことです。
レーシックとは異なり、人体に対して不可逆な変更(角膜を削る等)を行わないため、何かあっても元に戻すことができます。
参考記事: https://eyeclinic-tokyo.jp/icl/

ICLを受ける流れ

自分の受けたところベースで書いています。クリニックによってはフローが異なってるかもしれません。

手術間に、2回の検査があります。
所用時間は1時間と2時間といった感じです。

検査1回目

視力や眼圧を測ったり、目に病気がないか等の軽い検査を行います。それにプラスしてICL自体に関するあれやこれやの説明を受けます。
検査代として1万円払います。
所要時間: 1時間くらい

検査2回目

視力や眼圧はここでも測ります。ここで測った結果+ターゲットの視力(2.0見えるようにしたい)によって、埋め込むレンズの度数が決定されます。
1回目と違い、ここでは眼球の写真を撮ってレンズを入れるために虹彩と水晶体の間に充分なサイズがあるかの確認や、瞳孔を拡大する目薬をさした上で、目の隅々まで病気がないかのチェックが行われました。
手術が受けれる結果な場合、受けるか受けないか聞かれます。受けると意思表示することで、手術日程の調整が行われます。
前払い金として手術代の約半分を振り込みます。(自分は面倒だったのでここで一括で全額払いました)
乱視矯正の 有り/無し によって約10万円程費用が変わってきます(片目5万円)。
自分は両眼とも乱視矯正の必要がなかったので10万円浮きました^^
手術を受ける場合、ここで目薬を1種類処方されます。
術前3日前(確か)から1日3回点眼するように指示されました。

手術当日

術前に眼圧、視力の検査を行いました。
特に検査時と差がなかったので、手術Readyとして瞳孔を拡大する目薬をさします。
加えて抗菌用の目薬等、計3種類の目薬を手術直前まで5分or10分間隔でさすよう指示されるのでそれに従います。
十分に瞳孔が拡大されているのが確認された後に、手術室目前の待機所に移動させられ、そこで麻酔用の目薬をさします。
麻酔が効いた+前の人の手術が終わったらようやく自分の番です。
(手術日はDr. は5人くらい連続でこの手術を行うみたいなので、かなり精神力使いそうだな って思いました。 なので手術日は1週間に1日とかしかないみたいです。)
片目ずつレンズを埋め込んでいきます。「瞬きしないでくださいね。」と言われますが、瞼をテープでガッチガチに固定されるため、微動だに出来ません。
その後は切開→レンズ挿入→位置調整の流れを経て片目が完了です。
切開→レンズ挿入はあまりなんともないですが、位置調整で目玉をぐりぐりされてるときに、激痛ではないですが、ちょっとヤバめな予感がするタイプの痛みを感じました。おそらく人体的にそこが触られる想定がないからこういうタイプの痛みなのかな? とか悠長に考えてられるくらいには余裕が持てる程度の痛みです。
もう片方も同じフローを経て手術は完了です。
手術中に余計な思考が走って患者がパニックを起こすのを予防するためにDr.は常に「今xxxしてますよ~」的な近況報告を語りかけてくれるのであまり思考してる余裕もないです。
大体10分程で手術の全工程が終わりました。

術後に一度視力検査を行います。まだ馴染み切ってないので1.2位だった気がします(私は2.0をターゲットにしたレンズを入れてます)。
当日は0.8くらいが見えてれば十分なみたいです。
目薬を3種類処方されてお終いです。
これらは1日4回さしてくださいと指示されます。目に傷がある状態はかなり感染症のリスク等が高いので必ず指示に従ってさしましょう。
保護メガネをもらってこれをかけて当日は自宅に帰ります。
まだ瞳孔が収縮しきってなくて、手元が見えにくい(プチ老眼体験)ので注意が必要です。
手術後の当日、翌日はお風呂も禁止されます。
~1週間まではランニング等の軽い運動(額に汗かくレベル)も禁止になります。
~1ヶ月までは海等のレジャーも禁止です。船の上に乗っての釣りなら1週間後からOKならしいです(釣りが大の趣味なのでつい聞いてしまいました)。
「目の中に海水が入らないように十分に注意してください」と諭されました。

私の場合、術後当日は若干左目が痛み、視力も右に比べて低かったのですが、処方された目薬をさしてとっとと寝たら翌日には痛みも腫れも引いて、視力も目標値が見えるようになっていました。

手術後

術後翌日、一週間、一ヶ月、三ヶ月と検査があり、各会で視力の検査と医師による経過観察が行われます。
目薬は、一週間を境にして種類が変わりますが、3種類を一日4回ずつさすように指示されます。
一ヶ月を目処に2種類に変わります。その後は処方された分が使い切ったらお終いです。

余談

私の場合、術後翌日の検査の時点で目の腫れや痛みはひいて、視力もターゲット通り2.0が見えるようになって現在まで維持されています。
まだたまに起きた直後に「メガネ探さなきゃ！」や、お風呂の前に「まだコンタクト付けっぱなしじゃね？」みたいな思考が一瞬走ります。
埋め込まれるレンズの特性上、暗い時に街灯等の光源を見ると光の輪っかがチラつきますが(手術前に説明されます。)、特段気にはならないです。
メガネのレンズの領域によってよく見える範囲が制限されているほうがよっぽど不便に感じるくらい
職業柄、目がとっても大事なのと、釣りをする上でも視力がいいことによるアドバンテージがでかいので結構お高いですが、とてもいい投資をしたな と今のところ思っています。