ストレスレベルを数値化してみよう〜簡単に見える化できる2つの方法〜
こんにちは。すっかり冬の寒さに包まれている今日この頃。この時期は日照時間も短くなり、抑うつ気味になる人も多いとされています。みなさまご自愛くださいね。
さて、だいぶご無沙汰な投稿ですが、今日は「ストレスレベルを数値化する」ということをテーマにして投稿していこうと思います。少々の間、お付き合いください。
■ストレスレベルがうまく表現できない?数字で見えるようにすればいい。
ストレスを感じる。とはいうものの、その程度については本人の感覚でしか表現できないようなもののように思うことはありませんか?
なんだか最近やる気が出なくてクヨクヨした気分・・・
(どれくらい?)
うーん・・・悲劇の映画を見たあとのなんとも言えないあの感じ・・・
・・・説明する側も、説明される側も、とても抽象的な表現でしか捉えられないので難しいように思えます。
見えないものを見えるようにしたいと思ったことはありませんか?
そこで活用できるのが、「ストレスレベルを数値で見えるようにする方法」です。
■ストレスレベルを数値化する方法
ストレスレベルをある程度数値化できる方法がいくつかあります。
サラリーマンの方であれば、毎年健康診断で「ストレスチェック」を実施していると思いますが、それもツールのひとつです。
しかし、会社で行うものなので結果が出るのも少し時間がかかってしまうことがデメリットです。
そんな中、気軽にできる方法をいくつか紹介します。
いずれもA4の紙1枚で完了します。時間も2〜10分程度で終わります。数値評価も自分で行いますので、その場でストレスレベルを数値化することが可能です。
■その1:PSS-4 (Perceived Stress Scale−4)
PSS-4(Perceived Stress Scale-4)は4つの質問に対し、それぞれ5つの回答から1つずつ選ぶだけで完了します。それぞれ設問での得点(0〜4)の合計を求めます。
その合計点が16点に近ければ近いほど、高ストレス状態に近い。という見方ができるものです。
■その2:ストレス・シンプトム・スケール
ストレス・シンプトム・スケールは、日頃の身体的変化や行動的変化にターゲットを置いて、各項目で0〜3の範囲で点数を付けていきます。
最終的に合計点が高ければ高いほど、高ストレス状態に近いという見方ができるものです。
■ストレスレベルを数値化するメリット
ストレスレベルを数値化してみることは、ストレス解消やストレスコーピング(対処方法)を見つけるための基本的かつ重要だと私は感じています。数値で見えることで、対処方法が見えてくることもあります。
例えば、ストレスレベルが高い時は、意識的に休息する時間を設けたり、映画やカフェでリラックスタイムを作ろう!と言ったことも計画できます。
ストレス・シンプトム・スケールでは「身体的変化や行動的変化」を客観視することもできるので、通院の際に主治医に最近の様子を伝えることにも役に立つでしょう。
セルフモニタリングの一種です。
今まさにどの程度のストレスレベルにあるのか、是非試してみてください。
できれば、1ヶ月に1度くらいはストレスレベルを見える化して自信の心のメンテナンスにつなげたいなと感じています。
※あくまで尺度的に評価するツールで、現在の状態や症状・病名を断定するものではありませんので、活用の際はご留意願います。
※記入する時は考えずに直感で。
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