【蓮ノ空2nd千葉】ゆく空の流れは絶えずして
こんにちは。れんかと申します。
今回は、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜千葉公演Day2に行ってきたよってお話です。
…………今更?
兵庫公演のアーカイブを観てたら急に書きたくなって、ボツにしてた下書きに加筆修正しまくってたらこんなタイミングになってしまいました。
まあ、結論から言ってしまえばめちゃくちゃ良いライブだったと思います。
1stの振り返り記事がろくに振り返りの体を成してなかった反省から、今回は特に印象に残った場面をしっかりと振り返っていこうと思います。
それでは、始まります。
とりあえず公式発表のセトリをば。最初にも書きましたが、僕が参加したのはDay2なので触れるのはそっちの内容だけです。
Dream Believers(103期)
入りのDream Believersは鉄板ですね。やっぱりこの曲好きだなー、と思うと同時に、兵庫公演に参加しない僕が現地で見られる103期DBはこれが最後なのかな、とも思ってしまいました。正直、気分としてはかなり重かったです。
が、スクールアイドルの持つ刹那的な輝きと熱を体現する蓮ノ空、そしてその始まりの曲であるDream Believersの力は絶大でした。サビにかけての盛り上がりと共に、僕の沈みかかっていたテンションも引っ張り上げてくれました。
蓮ノ空が1年かけて示してくれたのは、過ぎ去っていく"いま"を悔やんで縋り付くことではありませんからね。沙知先輩の言にもありましたが、終わりがあるということは、また新たに何かが始まるということなのです。このライブは103期の集大成であり、104期の始まりでもある。この公演に留まらず、蓮ノ空の活動全般の未来への広がりを感じさせてくれるパフォーマンスでした。
ノンフィクションヒーローショー→ド!ド!ド!
DB、Trick&Cuteの連打で上がっていた会場のボルテージが幕間映像で下がってしまうのは勿体無いなー、と思っていたところへのみらぱ投下。気ぃ抜いてないかー!と言わんばかりの特効。ズルじゃん。みらぱが最初から出られるとこれが出来るのが本当に最高ですね。
ド!ド!ド!に関しては言わずもがなでしょう。入りの構えだけでぶち上がる曲……みらぱ、君達はヒーローだ。
KNOT
誤解を恐れずに言うと、僕はこれまでKNOTって普通の曲だと思ってたんですよね。地区予選で披露した楽曲なので全然そんなことはないんでしょうが、1st東京で披露された時には周りほどノれなくて。そんな経験もあって、ドルケの普通に良い曲程度の認識でした。
が、今回はめちゃくちゃアガりました。僕自身の心境の変化っていうのは考えにくいんですよね。プレイリストには入れてますし、定期的に聴いてはいい曲だなーって思ってるので、最近特別好きになったって感じではなくて。
となると、やっぱりドルケの2人のパフォーマンスなんですかね。蓮のリアルライブは1st以降見られていないんですが、実際この先も含めて1stから1番変わったと感じたのがドルケでして。具体的に何が変わったとかはドドド素人なので全然分からないんですが、とにかくパフォーマンスに引き込まれる感覚を覚えました。
千変万華→水彩世界
スリブが僕の最推しユニットである、という贔屓目を抜きにしても素晴らしいパフォーマンスだったと思います。千変万華が好き好き大好きなのはずっと前から自覚していたのですが、今回印象的だったのは水彩世界の方でした。
スリブ最初の楽曲であり、筆を落としたばかりのキャンバスや筆洗に漂う絵の具から、新たな色に染まっていく自分達への期待と不安が綯い交ぜになった胸中を暗喩する曲である、と感じていました。しかし、今回披露された【水彩世界】はこれまでとは印象を異にしていました。
相手の色を知り、自分の色を知り、スリーズブーケの色を知り、ラブライブ!決勝を彩る煌めきの色を知った彼女達が描いていく未来図を自信たっぷりに掲げるようなパフォーマンスは、僕の水彩世界への固定観念をぶち壊すには充分なものでした。
ツバサ・ラ・リベルテ
さやかとの出会いや関わりを経てスクールアイドルの雛となった夕霧綴理が沙知先輩との和解、語らいを通じて翼を得たことを象徴する曲、と勝手に解釈しています。つまりめちゃくちゃ好きです。
リアルライブでも、佐々木琴子さんの表現力が爆発した素晴らしいパフォーマンスでした。リアルライブを通じてオタクはさらにコンテンツが好きになり、声優さんも一層成長していく。昔の僕が否定したコンテンツの在り方に全力で殴られるような感覚を覚えました。でも、それが何だか嬉しい、という本当に不思議な時間でした。蓮ノ空、本当にありがとう…。
Link to the FUTURE
敢えて言おう。Link to the FUTUREは破道の七十三・双蓮蒼火墜であったと。
……何の話?
真面目にやりましょう。
正直、僕は12月度Fes×LIVEまでDream Believersが最高の全体曲だと思っていました。実際DBはめちゃくちゃ良い曲ですし、全体曲が増えてきた今でも圧倒的なポテンシャルを持っている曲だと思います。
でも、Link to the FUTUREが強すぎるんですわ。
僕がDBを好きになった理由として、めちゃくちゃこっち側を向いてくれる曲だったから、というものがあります。蓮ノ空と出会った去年の僕は、就活と留年回避という人生の壁2枚に同時にぶち当たっていました。どちらも自分の行動の積み重ねで高く、厚くなってしまった壁ではあるのですが、これらを前に僕は軽く人生に絶望していました。
そんな中で出会った蓮ノ空のコンセプト、そしてそれを体現する楽曲【Dream Believers】には誇張抜きで救われました。目指す場所は違っても、一緒に頑張ってくれる、励ましてくれる存在は本当に大きかったんですよね。
このように、何とも弱者オタク男性らしい理由で蓮ノ空にハマり始めた訳ですが、しばらくはDBが最強の楽曲として自分の中に君臨し続けていました。Fes×LIVE毎に増えていく楽曲はどれもとても魅力的ではあったのですが、ほとんどが内向きの(≒ストーリー、キャラクター間の関係性にフォーカスした)楽曲だったため、トップの座は揺らぎませんでした。原点にして頂点、BLEACHで言えば卍解みたいなもの!とすら思ってましたね。
しかし、活動記録第14話と12月度Fes×LIVEでこの認識はひっくり返されます。これまで自分を支えてくれたメンバー達を今度は自分達が支えるという構図、そうした過程を経て披露されたLink to the FUTUREの歌詞と演出には、言葉を失いました。
卒業を賭けた最後の期末テストを前に、突然のWith×MEETS中止や活動記録をぶつけられた時にはどうしてやろうかと思いましたが、あの内容を見せられたら何も言えなくなりますよね。
それと同時に、DBはあくまで【始まりの曲】である、とも気付きました。最初にも書きましたが、LttFは破道の七十三・双蓮蒼火墜でDream Believersは破道の三十三・蒼火墜なんですよね。
いや、DBを下に見るようになった〜、みたいな話では全然ないです。だって見てくださいよ、蒼火墜の詠唱。
めっっっっちゃくちゃカッコいい!
で、双蓮蒼火墜の方はと言うと
こっちもカッコいい!!
そう、それぞれに良さがあるんですよ。
でも、敢えて言うならDBの先にLttFがあるように、LttFにすらまだ【先】があるんですよね。だからこそ、DBが始解でLttFが卍解ってのも違うな、という訳です。九十番台、楽しみにしてます。
リアルライブで披露するにあたっては、やっぱり早替え周りの演出をどうするかはめちゃくちゃ気になってました。結果としては、幕にこれまでのリアルライブの映像を映すという5垓点をお出しされてオタクはただでさえ汚い面をさらにぐちゃぐちゃにしましたとさ。おしまい。
Runway
2nd開催にあたって楽しみにしていた方も多かったのでは?少なくとも僕はそうです。
色々ありましたが、個人的にはあれはあれでアリだと思います。綴理の言葉を借りるなら、スクールアイドルは"不完全でも熱を持ったボクたちで作る芸術"な訳です。そういった側面を加味すれば、あのステージ上の野中ここなさんは誰よりもスクールアイドルを体現していた、とは言えないでしょうか。
ただ、これが毎回となってはプロとしてどうなの?って話にもなっちゃいますよね。その点に関しては、MCでご本人も言及されていましたし、今後のライブに期待しています。
Special Thanks
シンプルに曲が好きです。花帆が楽曲作りのメイン担当であることを反映した、良い意味でスリブらしくないテンポや
これらの表現から、梢センパイの後輩・スリーズブーケの日野下花帆ではなく、スクールアイドル・日野下花帆として更に花咲こうとする花帆の姿を感じられる……気がします。
アップテンポの曲に合わせてブレードをブンブンするのが好きなので、個人的にはリアルライブ映えの点でも大満足でした。
抱きしめる花びら→Legato
3月度Fes×LIVEを反映した構成ですね。
抱きしめる花びらは、Fes×LIVEから振り付けを大きく変更しているのが印象的でしたね。演出としてはめちゃくちゃ映えるけど、Fes×LIVEでは(恐らく)技術的に不可能なアイデアをリアルライブでやる、というのはとても良いと思いました。
パフォーマンスに関しても、歌声・所作・表情の表現力が凄まじかったです。
Legatoはアンコールで披露されることが多かった楽曲ですが、本編(?)の締め括りとしてもかなりの適性を感じられました。
しっとりとしているようで、サビを中心にしっかりと盛り上がりもあるため、アンコールに向けて絶妙な余韻を残してくれたように思います。
凄くつまらない話をすると、個人的にアンコールの形骸化は対処するべき問題だと思っていまして。そういった点で、Legatoという選択肢を生で観ることができたのはとても嬉しかったです。
DEEPNESS→On your mark
アンコールど頭に即死コン持って来るか、普通?
ただでさえ火力の高いDEEPNESS→On your markの流れで、flowersを反映した6人版DEEPNESS初披露はアツ過ぎる。パフォーマンスも勿論最高。連続披露後に(幕間映像とLttF後、キャラクターのトークパートを除くと)1回目のMCを入れるのも完全に理解ってる。セトリ組んだ奴の中に吐息フェチがいるはずだ。あとで一杯奢らせてくれ。
えーと、とにかくブチ上げてくれる2曲でした。
colorfulness
On your mark後に長めのMCを入れる構成の妙がここでも光りまくってましたね。活動記録中のルリちゃんのMCを、ただ字面をなぞるだけではなく自然な流れの中で再現してくれたの、軽く泣きそうでした。
Pleasure Feather
個人的にかなり楽しみにしていた曲でした。Fes×LIVEで初披露されたときから、優雅さを全面に押し出した振り付けに圧倒されました。
初見の印象としては、さやかが梢のパフォーマンスに染まっててえっちだなーって思ってたんですが、よくよく考えてみるとさやかのダンスのルーツってフィギュアなのでクラシックバレエをルーツに持つ梢とかなり近いんですよね。つまり、普段のスクールアイドル活動では常に夕霧綴理の色に染まり切っている、と。えっちだなー。ほんと。
リアルライブでも、Fes×LIVEで感じた魅力はそのままに、モーキャプでは表現し切れない部分まで観ることができて本当に良かったです。
ハッピー至上主義!
振り、可愛すぎ、100点。
前2曲もそうですが、欲を言うならシャッフルユニットの衣装でのパフォーマンスが観たかった……
Dream Believers(104期)
最初に断っておくと、僕は102期のメンバーがめちゃくちゃ好きです。
そこから逆算する形で、104期の加入はあまり歓迎できませんでした。104期生の加入という始まりを受け入れてしまうことは、102期生の卒業も同時に受け入れることとほぼ同義ですからね。沙知先輩の卒業でボロボロにされた涙腺が回復しきらない中で「新メンバーです!歓迎してね!!」って言われても……って感じでした。そりゃ、漫画版エヴァのゲンドウ君みたいなことも言いたくなります。
こんな記事書いてるってのに情けない話ですね。
リンクラ生放送で104期キャストが2ndに"一部参加"すると発表された時点で、千葉ではMC+ドリビリくらいかなー、とは予想してましたし、正直あまり良い気分ではなかったです。104期に不満があるというよりは、103期が見られなくなるのが辛いというのが主な理由ですね。
そんな訳で、開演前以上にマイナス寄りな気分だったのですが、サビに入る頃には夢中でブレードを振り回していました。
9人体制故の新しい歌詞の振り分け、新しいフォーメーション、104期キャストの堂々たるパフォーマンス。自分はこんな熱さを頭ごなしに否定しようとしていたのか……と情けなくなり、過去の自分を殴り飛ばすつもりでブレードをぶん回してました。
本当に、Dream Believersは最高の始まりの歌なのだとしみじみ思いました。
おわりに
終演直後のオタク君のポエムです。オタク君ですね。
ただ、僕の感想としては本当にこれが全てです。僕を取り巻く環境も、僕自身も絶えず変化していく中で、ずっと夢中でいさせてくれるものがあるというのは、とても幸せなことなのだと思います。
時期的に、3rdは蓮も私生活も今以上にめちゃくちゃになっている気がしますが、それまで夢中のままでいられたら素敵ですね。
終わります。