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台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏についての書籍

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日本と台湾で4冊のオードリーさん関連書籍を出版して参りました(『オードリー・タンの思考(ブックマン社)』、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」(KADOKAWA)』、『まだ誰も…
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#李雅卿

【期間限定で公開】第一章 オードリー・タンの母、李雅卿(リー・ヤーチン)の手記『成長戦争』

「私たちが過去に受けた苦難を、誰かがもう一度味わうことがありませんように」ーー 母親によって描かれた、これまで誰も見たことのないオードリーの横顔、そして家族の物語。 2021年秋冬に、オードリー・タンの母、李雅卿(リー・ヤーチン)によって書かれた『成長戦争』を日本に向けてご紹介する書籍をKADOKAWAさんから出版すべく、現在執筆を続けております。 現在、というか昨日の夜に本編の草稿を書き終えたところで、これから引き続きコラムの執筆に入ります。 どんな本になっていくのか、

2021年末を目指し、オードリー・タンさんについての書籍を2冊、出版することが決まりました。

拙著『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』が発売から3カ月経たずして第4刷が決定いたしました。 これも本当に、拙著を読んでレビューやコメントをくださったり、シェアしてくださったり、読書会やイベントを企画してくださったり、取材してくださった皆様のおかげです。 (それと、コロナ禍で制限されている中でも、版元の営業さんが最大限の動きをしてくださったり、書店さんが店内で展開してくださったおかげです。) ありがとうございます。 そして、オードリー・タンさんについての書籍

【オードリー・タンの思考】オードリー・タンの生い立ち

私が見たオードリー・タンオードリーは、不思議な魅力の持ち主だ。物腰は柔らかく、垣根が低い。傾聴力や共感力が高く、1を尋ねるだけで500くらいの答えが、しかもこちらの想像を遥かに超えた視点でのアドバイスが返ってくる。とびきりのユーモアを添えて。 恥ずかしながら私の中国語は実践で修得したので相当にひどいものだが、彼女はそんな私の話も忍耐強く聞いてくれる。一度、「何を言っているかわからない(笑)」と言われた時には、「あぁ、遠慮せずストレートに言ってくれた。少しだけ距離が近付いた感