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ソドムとゴモラ

 10月18日の尾久キリスト教会での高橋武夫牧師先生の説教は「ソドムとゴモラ」を扱う「創世記」第18章22節から。ソドムとゴモラは、今で言えばいずれもかつてのヨルダンにあった都市、甚だしい性の乱れが原因で神から罰せられたと聖書には書かれている。今の基準で言えばLGBT的な観点から見れば問題があるかもしれないが、具体的にはソドミー(ホモセクシャル、オーラルセックス、肛門性交などを指す)を指弾されたという。
 この時にアブラハムは甥であるロト一家を神の業火から救うために、神に「まことにあなたは、正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。あの町に正しい者が五十人いるとしても、それでも滅ぼし、その五十人の正しい者のために、町をお赦しにはならないのですか。正しい者を悪い者と一緒に殺し、正しい者を悪い者と同じ目に遭わせるようなことを、あなたがなさるはずはございません。全くありえないことです。全世界を裁くお方は、正義を行われるべきではありませんか」と説いた。その後、アブラハムはソドムとゴモラ救済の条件を40人→30人→20人→10人にまで交渉して引き下げ。さすがに全ての人を罰しないわけにはいかず、そこまでで交渉を止めた。しかし正しい者は10人に満たず、アブラハムはロト一家を手引きして逃す。その時にロトの妻は「決して振り返ってはならない」という神の教えに反してソドムとゴモラの街を振り返ってしまい、塩の柱と化してしまう。
 アブラハムの偉大な点は、諦めずに何度も神に救済を交渉して、勝ち得たこと。何事も諦めたらお終いである。そしてもう一つは、神の裁きを確保したこと。情に厚く、大義を確保した点である。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/nakashibuya/souseiki/g058060806.html

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