見出し画像

東京會舘「マロンシャンテリー」

ランチではないが、スイーツの巨匠に東京會舘に案内してもらう。1階にある、シックな落ち着いた雰囲気の「ロッシニテラス」。ここで「マロンシャンテリー」と対面。生クリームを纏った姿の第一印象は「フランスのお姫さま」登場。白無垢を纏った花嫁さんと言い換えてもいい。この生クリームがとんでもなく美味。押しつけがましくない甘さは、いつも食べつけているショートケーキとは全く育ちが違う。陶然とした気分の中で、ケーキの中に分け入ると、そこはマロンの饗宴。スポンジ部分は全くなく、栗だけが金色の空間を構成している。キントンのような強い甘さではなく、これまた心を優しくつつみ込む味わい。もともと栗好きでもないが、これにはすっかり魅せられた。コーヒーを飲みながら、甘みと酸味が交錯する至福の時間。マロンシャンテリーとコーヒーで税込@2,200のセット。でもこれだけの物を食べさせてもらえるなら、ちっとも高いとは思わなかった。ちなみにコーヒーはおかわり自由。そう何杯も飲めるものではないが。

https://www.kaikan.co.jp/product/marron.html



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?