【ポケモンSV】対戦用の努力値・性格補正の振り方【木下のポケモン講座41】
木下です。対戦用の努力値の振り方や性格補正の掛け方をカキシルス
努力値が何なのか、どんな仕様なのかわからない人は前回を参照
その他略称や用語も使うので前回を見ておくと便利です。
それと語り出すとここで話し切れないのでかなり削ぎ落とした内容になるかもです、、
努力値の振り方
基本的にはポケモンの長所を伸ばす振り方をします。そのポケモンの種族値を調べて、何に向いているのかを把握しておきましょう。分かりやすい例としてコライドンを挙げます。
コライドンは攻撃(A)、素早さ(S)が高いポケモンです。上級者はいろいろ調整しますが、ここはASにそれぞれ252を振り切ってしまって良いでしょう。それでも十二分に強いです。パオジアンなど、コライドンと似たようなAS型の数値のポケモンはAS振りでOKです。
コライドンと違い特攻(C)が高いポケモンならAではなくCに振りましょう。素早さが低いポケモンに関してはアタッカーならHAかHC、耐久型や起点作成のポケモンはHBかHDです。耐久型はH振りは確定として、残りは防御(B)か特防(D)の高い方に振ります。
しかし、AS252振りすると、努力値の合計は実質508なので、4余りますね。この4をどこに振るのか。
まず無振り時のHPは、「種族値＋75」となります。HP種族値が偶数のポケモンは無振りで奇数HPになり、奇数のポケモンは偶数になります。(個体値31で計算)そのため、H無振りコライドンのHPは175です。ここに4振ると176になります。
一般的にポケモンのHPは奇数にするのが望ましいです。砂嵐(16n-1)宿り木(8n-1)珠ダメ(10n-1)など、定数ダメージが一番少なくなるケースは奇数になります。HPが4nだと身代わりを5回出せないなどの弊害もあります。羽休めなどの回復量も奇数に分があります。また、効果抜群の攻撃はダメージを2倍するので基本的には偶数になり、HPを奇数にすることで1残って耐える可能性が上がります。
故に、この場合はHPに4振るとHPが奇数になるので、防御か特防に4を振ると良いでしょう。素早さに振らないポケモンで、HPに252振って偶数になるようなら一つ下の244振りにして奇数にしましょう。
※ヤドランの場合、244振りでHP実数値201、Bに252振るとして余りの
508-244-252=12はCDSに4ずつ振ってH244B252C4D4S4か、4ずつではなく12をCDSのどこかに振り切るか、となる。
一方で、カタストロフィやはらだいこでオボンの実が起動するなど、偶数のほうが良い場合もあります。
一方、耐久に振ることもあるかと思います。ヘイラッシャやドオーのような受けポケモンは勿論、素早さに振らないアタッカーも消去法的に耐久に振ることとなります。この場合、Hに振るのが得なのか、BやDに振るのが得なのか。
物理特殊両方の攻撃を受ける想定ならH=B+D、どちらか一方のみ受ける想定ならH=B(物理受け)、H=D(特殊受け)が最高効率の配分となります。
だいたいのポケモンはBとDを足すとHより高くなるので、HPに振るのが良いということになります。受けポケモンの場合はHB(HD)252やH252&BD振り分けとなります。(受けポケモンは基本受けることしか考えないので効率云々ではなくHB｟HD｠特化で良くて、物理特殊両方に仮想敵がいる場合は振り分け)
ただしHがやたら高くてBDが低いママンボウやフワライド、ハリテヤマのようなポケモンの場合はBDに振る方が得になることもあります。
まとめるとSに振らない奴はHに振る、Hは奇数になるように調整するといったところです。
性格補正
性格の仕様については前回を見てもらうとして、今回はどこを上げるべきか解説
アタッカーの場合はAかCのどちらか使う方、物理受けはB、特殊受けはDになることが多い。
素早さが高いポケモンはS(他の能力を削ることになるのでそこは考えるポイントである)。黒バドレックスなど、素早さを上げる性格が望ましい場合も多い。
※黒バドレックスは素早さ補正の性格でなければ素早さを伸ばしたパオジアンやハバタクカミ、ミラコラ(所謂135族)に抜かれてしまう。そのポケモンの周囲の素早さ帯によって考えるのが良い。
耐久調整
耐久調整は特定の攻撃を耐えるように努力値を調整することです。ダメージ計算ツールで仮想的からのダメージを計算し、耐えられるように努力値を調整します。
ポケソルさんのものです。(無許可なので問題があれば消します)
ダブルの範囲技補正がないので、その場合は別のものを使いましょう。
耐久調整をするときは、
物理特殊どちらかだけ受ける場合はH=B(D)になるように、
両方に仮想敵がいる場合はまずHPに振ると良いです(基本、H振りはH=B＋Dに近づき、物理特殊のどちらを受ける場合も無駄にならないため)。それからBやDに振りましょう。
こんな感じ。H244なのは252だと偶数になるから。CとSは調整した後の余りです。
解説は以上になります。この文量でもまだ入門編的な感じなのでもっと詳しく知りたいと言う人は他の方の記事でも検索してください。
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