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「海苔のおはなし会」にご参加ありがとうございました。



「海苔のおはなし会」にご参加の皆様ありがとうございました。 

戦争体験者同様、最も知恵をもっているであろう漁業者世代も間もなくいなくなる。

これは当初、私が生産者の記録をするために書いた、著書「いのちをつなぐ海のものがたり」(https://yadakatsumi.com/books)を読まれたりんねしゃのお客様の小学校のお子さんが「お母さん、僕漁師になりたい」と呟いた逸話から代表の大島さちえさんにお声をかけてもらって決まった企画でした。
次回は絵本と構想したいた折、子供に届いたことはすごく嬉しかった。

私はりんねしゃ(http://www.rinnesha.com)の大島さちえさんはじめご家族には足元にも及ばないけれど、自分が生産者の家に生まれ自然と対峙する親の姿をみてきたのもあって、その人たちが生き残れるように、自分が応援したい生産者から直で物を買ったり、日々どこにお金を落とすかに対しては完璧ではないが、日々念頭において行動したいと思ってはいる。生活優先で単に安いものを買うことだって多い。
あれは奇跡だったと今はっきりわかるが、海の恵みのオンパレードだった実家の食卓のそれらがいつしかあたり前ではなく食卓に上がらなくなった日が次第に増えていった。

父親世代から、私の弟世代以降には受け継がれていない自然を詠む知恵。太古からの海を畏れみ祈る風習などなど….。様々な経緯から、この産業の記録を残したいという衝動にかられた。

そして
跡取り問題だけではなく、どこの地域にも隠れた国との利権の問題が多少なりともある。

海苔やお米を私が売ってるのは、一番の理由は私がこの海苔やお米をずっと食べてたいから。


実家をはじめ三重県や、鈴鹿の食べ物がこんなに美味しいと多くの人に知ってもらいたい。そして実家の産物を私が食べつづけるために適正価格でお分けする。そうしたら、お米も海苔も利権問題、跡取り問題を抜きにしたら続けられる。


生産者にダイレクトに喜びの声を聞くことは生産する側の励みになるし。
そんな私の私利私欲の活動なのです。


多くの人に声をかけていただいてきたおかげで実家の産物も知られてきた。


そこで得られたものは、自然相手でものを採集する生産者に向けられた多くの声と、私があの嫌で仕方がなかった自営業、生産者という環境を選んで生まれてきたことへの理由を知ること、私自身のいのちへのルーツを辿ること、生への実感だった。

お声をかけてくださったりんねしゃの大島さちえさん、お越し下さった皆様、実家の産物をいつもご愛顧くださる皆様ありがとうございました。

写真_高杉亮 https://www.facebook.com/takasugiryo
写真:動画_戸高翼 https://www.facebook.com/profile.php?id=100003392610428

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