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少々の流血で騒いで怖くなったって、日々これ流れて生活は淡々と続いていくわけで(なんて奇跡的でありがたい日常、という噛み締め)今日だって晩飯の支度をする。

包丁を握った時、あ、こわいなと思いながら、舞城王太郎の「熊の場所」を思い出す。
読みたいな。どこにしまってあるのだろう。

まさに、熊の場所に立っているような気持ち。

大きな恐怖も小さな恐怖もどんなものだって、その場所に再び戻ることから越えていかなければ前に進めないんだよなあ。
じゃあ、今、自分が越えたいものってなんなんだ。

見えてるけれど見て見ない振りをするのもまた生きる知恵。
向き合うときがきたらしっかり向き合うさ、と投げやりなんだか前向きなんだかわからない逃げをして夜は進んでく。そして朝がくる。
小さな傷から目が覚めないこともあるから今日のうちに対峙しなけりゃなのに、こわいと言いながらまた懲りずに酒飲みながら包丁握ってるんだから世話ないや。

現時点、発泡酒1缶呑。

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