Midjourney漫画作成ワザ: preferコマンドで繰り返し入力を無くす
繰り返し入力が増えてきたら、Preferコマンドを活用しよう!
Midjourneyを使い込んでくると、同じような入力が増えてきませんか?例えば私はマンガ調の出力をしたいので
(masterpiece), (monochrome) (detailed lineart) (japanese manga), (black and white) --niji 6
というプロンプトを毎回つけています。コピペでもいいんですが、ちょっとめんどくさいですよね。
ユーザー辞書やその他のスニペットツールを使ってる方はそれでもいいと思うんですが、個人的には
Midjourneyでしか使わない文字列を
デバイスを跨いで扱いたい
というニーズがあったので今回紹介する`/prefer`コマンドがドンピシャでした。
`/prefer`コマンドシリーズは、長い文字列を短縮するもので、繰り返し入力を減らしてくれます。圧倒的な時短AI生成プロセスのカスタマイズに役立つ強力なツールなので、これらのコマンドの使い方をまとめました。
Preferコマンドの使い方
カスタムオプションの設定:
`/prefer option set <name> <value>`を使用すると、頻繁に使用するパラメータの組み合わせをショートカットとして作成できます。例えば、デフォルト設定として「default」という名前の下にカオスとアスペクト比のようなパラメータを組み合わせると、フルコマンドセットを再入力せずにすぐに再利用できます。
設定例
/prefer option set option:default value:--chaos 50 --ar 16:9
利用例
--default
プロンプトの最後に--を加えてオプションとしてdefault設定を呼び出せます。(注意: valueとしてセットする時に--をちゃんと忘れずに書きましょう)
オプションのリスト表示:
`/prefer option list`を使用すると、作成したカスタムオプションのすべてを表示できます。これは、ショートカットを追跡して、プリセットを効果的に利用していることを確認するのに役立ちます。
増えてくると管理がしたくなるので、便利なコマンドです。
オプションの削除:
カスタムオプションを削除するには、オプションを設定するのと同じコマンドを使用しますが、値フィールドを空白にします。このコマンドは、好みが進化するにつれて、カスタム設定を管理および更新するのに役立ちます。
サフィックスコマンド:
`/prefer suffix`コマンドを使用すると、すべてのプロンプトの末尾に自動的に指定したサフィックスを追加できます。この機能は、プロンプト全体で一貫性を保持するか、手動入力なしでデフォルトパラメータを追加するのに便利です。
入力すらしたくないほどのプロンプトであれば追加しておきましょう。多用はおすすめしません。
まとめ
MidjourneyはDiscord上でホストされており、他にも便利なプロンプトがたくさんあります。
これらのコマンドの使用方法や他の機能に関する詳細情報は、公式のMidjourneyドキュメントやリソースを参照してください。
さらに、これをキャラクターリファレンスと併用したときの破壊力と魅力をここで解説しています。これを書きたいがために、前提としてのこのページを書きました。なので本編はこちらです。
他にも生成AIを使ったマンガを作っています。使ってる技術についても合わせて公開してますので、興味がある方は是非フォローしてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?