「ぼくちゃん知らない」の継承

学術会議問題「会長が会いたいなら会う」 菅首相
という見出しの、朝日デジタルの記事。
https://www.asahi.com/articles/ASNB95V9XNB9ULFA020.html?fbclid=IwAR3R8xvN5p7ysIPyX-SIz5T8PYKvgyUa9uD02UnHET7qNV8v86hBJ-6mWYM
とんでもないことを菅が主張している。
次の部分だ。


「首相が任命を決裁したのは9月28日で、6人はその時点ですでに除外され、99人だったとも説明した。」
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早くも始まった「ぼくちゃん知らない」の継承。
では、だれが6人を排除したのか。
責任を他人に押しつける。
しかし、「ぼくちゃん知らない」なら、「排除したのは間違い、ぼくちゃんが責任を持って任命する」と言えるはず。
それにさあ。
いままで言ってきた「俯瞰的、総合的判断」って、いったい誰の判断だったのか。
「首相(内閣総理大臣)が任命する」と書いてあるのに、「ぼくちゃんの知らないだれかの判断を追認することが、任命する」になるのか。
いったい、「最高権力者」は誰なのか。
言えば言うほど論理が破綻する。
この問題は、さらに「文書管理」の問題も引き起こすぞ。
学術会議は105人推薦した。菅は99人しか見ていない。
だれが学術会議の文書(推薦名簿)を改竄したのか。
改竄者の責任問題に発展する。

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