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『 山野卒業パーティー 』

卒業の少し前、14組の生徒たちから

『 卒業パーティーやろうよ! 』

という、誘いがあった。

14組は、あまり目立たないクラスだったが、

文化祭のクラス対抗ファッションショーのとき

振り付けを見てもらって、以来 一部のひととは交流があった。

主催は14組で、14〜17組の生徒を集めてやりたいとのこと。

(僕たちのボロ校舎は、13〜20組までだった)

まあ、よくわからないがせっかくの

パーティーなので、快くオーケーした。

丸投げしていたので、あとから知ったが、

150人くらいが参加予定だったとのこと。

場所は、西麻布のbar

ターキッシュ・ブルーを貸し切った。

僕は、ショーコも誘ったが、門限の都合で不参加となった。

卒業式が終わってから、パーティー衣装に着替えて現地集合。

ターキッシュ・ブルーは西麻布の裏路地に入ったところで

少しわかりづらかった。

僕はなんの予備知識もなく、

ただ、行っただけだから

まさか、こんなお洒落なbarをDJ付きで借りたとは思っていなかった。

フロアは、一階と、中二階になっていて、ブルーのネオンがとても素敵だった。

曲に合わせて踊ったり、

いろんな女子と喋ったりして楽しかったが、

どう見ても50人くらいしか見あたらず

スペース的に、かなり余裕があった。

最後の夜だからと

弱い酒をけっこう飲み、素敵な時間を過ごした。

時間が来て、店を出て二次会に行くことになった。

その辺りから、いくつかのグループに分かれて

それぞれの二次会へ繰り出すこととなった。

とりあえず、そのときの写真を載せてみよう。

まあ、こんな感じだ!

このあと、渋谷に繰り出したが

どこのお店もいっぱいで、なかなか入れなかった。

どこかのチェーン店居酒屋で、二次会をして

渋谷駅で、解散した。

そのとき、明日地元の新潟に帰るという

17組の生徒と話をした。

東京生活の最後に、僕への気持ちを打ち明けてくれた。

僕は、向こうでも頑張ってね!と握手をした。

そのひとは、少し涙ぐんでいた。

なんとか終電に乗り、駅で一晩明かさずに済んだ。

疲れていたらしく、僕は倒れ込むように部屋につくとそのまま眠った。

朝、目が覚めると

もう、学生は終わったんだ…。

今日からは社会人なんだ、という

気持ちに切り替わっていた。

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