アトピーと楽しく向き合う④メンタルケア

正直、これが一番大事。日頃から忙しくしているのが好きで(笑)、予定を詰め込んでいた私はいつも両親から、「体を酷使している」と言われていた。

身体に感謝すること、身体と向き合うこと

色々ケアをしていても、やはり痒い、痛い。
鏡を見るたびに変わり果てた肌に絶望し、もう気持ちまで塞ぐようになる。
そんなとき、地元の鍼灸医院にお世話になった。

お医者様は私の脈拍を感じとりながら、「何でもやりすぎる人ですねえ」「腎臓が弱いねね」などとぶつぶつ。脈だけでそんなことがわかるのか、と衝撃を受けた。

そのお医者様は不思議なことをいくつかおっしゃる方で、まず首にでているアトピーをみて、「なんでアトピーが出てると思う?これね、体の悲鳴ですよ。」と、両親と近いことをおっしゃった。

私が「痛いし辛いし、早くどうにかしたいんですけど、どうしたらなおりますか。」と効くと、「体と対話すること、体に感謝すること、それが一番の近道です」そして「病気に感謝することです」とおっしゃる。
むむ、前に聞いたことあるぞ、と思いながら、入浴時に「今日も疲れたねえ」などと気持ちをこめて洗うことにした。

これを信じるか信じないかはあなた次第だが、やっぱり言葉の力はあるんだな、と思った。この日から一気にアトピーが良くなっていった。

それから、色々思い返すとこのずぼらな私が栄養を学べたり、添加物に詳しくなれたり、とアトピーのおかげですごくよいこともたくさんあった。
辛いけれど、やっぱりピンチはチャンスなのではないかと強く思った。

クリスチャンでありながら理屈っぽく、あまりこういうことには関心がなかったのだが、
言葉の力はすごい、これは本当に思った。

父は小さい頃から、「自分についてきてくれる体に感謝しなきゃいけないよ、体だってもっとゆっくり動いてくれる人のほうがよかったと思ってるかもしれないよ」と言っていた。理屈っぽかった私は、全然この話を聞かなかったけれど、結局、これは真実だったことがわかった。

どうして私がこんな目に、と言っているうちは治らない

はじめは辛すぎて、どうして私がこんな目に、とか、どうして今こんな目に、とか被害者意識がすごく強かったと思う。

アトピーの方を傷付ける気持ちは毛頭もないけれど、ただ、突然でた私の症状は振り返ると間違いなく私の生活だったり、ストレス対処法に原因があった。自分の身体を痛め付けるような言葉を吐いていても、症状はよくはなならない。

なぜ起きたのか、原因不明の病気と言われているけど、原因は必ずある。

良い食事をしていたか、

しっかり睡眠をとっていたか、

ストレスをなきものにせず、しっかり向き合ってこられたか。

そう向き合うことも、治療の大きな一歩だ。

アトピーに限らず、責めるのも、被害者ぶるのもやめて、原因に対峙したい。



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