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トラックに乗って

「さあ、出発だ!」
「どこ行くの?」
「まずは、エルサルバドルまで」
「え?それはどこ?」
「大丈夫、ちゃんと親善大使が案内してくれるから。」
「さあ、乗って、乗って!」
「え!こんな大きなトラックに?」
「大丈夫。このトラックはすごい秘密のトラックだからさ。ドラえもんのどこでもドアのように、どこでも行けちゃうんだよ。」
「ええ!すごい!!」
「例えば、みんなの夢の国までさ。」
「ええ!すごい!すごい!」
「でもね、それには一つ条件があるんだよ。」
「なぁに?」
「それはね、まだ一度もスペースを開いた人が鍵を開けなくちゃ、行かれないんだ。」
「あ!それなら大丈夫!オーちゃんがいるからね。」
「そうだよ。赤面しながらも、きっと楽しくやってくれるはず。」
「さあ、出発さ。みんなトラックに乗り込んで。長い道のり、みんなで楽しい話をしようよ。」
「絵を描く道具を持って行っていい?」
「もちろんさ。」
「原稿用紙も持って行っていい?」
「お菓子も持って行っていい?」
「途中で、このトラックに乗りたい人がいたら、乗せてあげようよ。」
「そんな人いるのにかな?」
「きっと、どこにでもいるよ。」
「さぁ、レッツゴー!」
「このトラックにいっぱいの人が乗ったら、どんなことになるんだろう。」
「みんなの願いがひとつになれるそんな奇跡かな?」
「さあ、まずはエルサルバトルまで。」

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