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ダメ男の野球こぼれ ♯4 ~開幕3連戦を終えた阪神の話~

ご承知のように、昨年は当初の予定からすれば3ヶ月も遅れて開幕したわけですが、とにもかくにも今年は予定通り開幕出来たことがまずはめでたい。

しかしですな、阪神タイガース贔屓としましては開幕3連戦の勝敗はもっとめでたいわけで、何とか3連勝で乗り切ることが出来た。
勢い云々関係なく、点差以上に実力差を感じた3試合でしたが、まずは対戦相手であるヤクルトのことから書いていきます。
たしかにね、いろいろ万全ではないとはいえ、さすがにスタメンを弄りすぎです。結局3試合とも変えてたし。

逆に投手は同じ中継ぎ投手を使いすぎ。2戦目は田口が早々にノックアウトされたので致し方ないとは思うけど、昨日なんかはもっと策があっても良かった。
奥川を引っ張れないのは最初からわかっていたはすで、だったらロングが出来る投手をブルペンに入れておくべきだった。それこそ開幕ローテから外れた石川でも良かったんだし。
正直「勝ってないのに中継ぎが疲労していく」って最悪でしょ。勝ってたらある程度はしょうがないけど、負けて疲労=消耗って、それはねぇ。

そんな中で、近藤と今野は良かったね。先発の奥川も意外と良かった。
打者でいえば、もう青木だけ。村上も山田も一応はホームランを打ったけど、他の打席の内容が悪すぎる。
内川はヒットは出てるけど、同じくらいゲッツーを食らってるし、坂口は自打球を受けた打席だけは妙に粘ったけど、あとは淡白すぎた。
あ、中村が何故か打ってたけど、別に点につながるわけじゃないし。
元山はいい選手だけど、スタメンはさすがに。というか西浦をどうしたいんだ。廣岡を放出して「西浦を完全に一本立ちさせる」ってことじゃなかったのか。
「結果が出た選手はすぐに使わないとダメ」とは言うけど、そういうことじゃないだろうと。

だんだん語気が強くなってしまいましたが(先日も書いたようにアタシは阪神贔屓である前にプロ野球贔屓なんで)、さすがにヤクルトの話はこの辺にして阪神の話に移します。

何といえばいいのか、もうヒーローが多すぎてひとりには絞れない。ヒーローインタビューの選手だけでいっても、サンズは「攻略された」という評を見事に覆す活躍だったし、マジモンの苦労人のガンケルの好投も嬉しかった。
チームとして見れば、裏ローテで、しかも初戦以外はほぼ中継ぎを消耗せずに3連勝出来たのはデカすぎる。

藤浪は初の大役という緊張の中で最低限のピッチングが出来たのは讃えていいし、青柳はね、これはもう、さすがの出来、としか言いようなない。というかもう青柳はこの程度のピッチングは当たり前レベルだから。
あと中継ぎで意外と効いてるなと思ったのが岩貞。ああやって、ちょっとジョーカー的に使うってのは面白い。加治屋と岩崎はなるべく回の頭から使ってあげたいので、岩貞がこういう起用に慣れてくれたら本当に助かります。

え?そうですよね。ひとり名前が抜けてますよね。
もちろん糸原ですよね。って違いますね。いや糸原も実に良い働きをしたんだけど。
で、佐藤輝明ですが、もう課題はひとつだけ。それは<スタミナ>です。肉体的と精神的なスタミナ。昨日なんかあきらかに疲れてたもん。
でもそれ以外は本当に言うことがない。素晴らしすぎる。いや、違うな。もう言っちゃうわ。

完全なバケモン

です。それだけ。江川卓、バース、松坂大輔あたりが怪物と言われてたけど、正直<怪物>という形容では物足りない。じゃあ何がピッタリなんだってなっても思いつかないけど。でも「ゴリラ」ではぜんぜん凄さがないんだよなぁ。

最後。これだけは言いたい。
初代ゴリラこと陽川、もったいない!冗談抜きにフルで使ったら20本ちかくは打てるよ。
でもどう考えてもポジションがない。現状誰も外せないし、まだロハスJrまで控えているわけで。
やっぱDH、欲しかったな。(←自分勝手すぎる)