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『反応しない練習』を分かり易く要約してみた①

こんにちは。ヤブハニです。
最近、鶏肉のコンフィなるものをつくってみました。弱火で皮面を1時間くらい焼いてつくるのですが、皮バリとなり最高に美味でした。

今日は、私の大好きな本である『反応しない練習』を構造化してみたいと思います。

この本は、心穏やかに幸せに生きていくためのコツがたくさんかいてあります。平易な文書で仏教の思想を学べてとてもわかりやすいのですが、いかんせん構造が分かりづらく全体で何を言いたいのかが少しつかみづらいです。

この本を10周くらい読んでいる私が構造化してわかりやすく言いたいことをまとめてみます。

『反応しない練習』に興味を持ってもらう

まず、初めに『反応しない練習』ってよくわからんタイトルの本が、読むと何がいいのかを説明したいと思います。

『反応しない練習』の内容を実践すると機嫌が良くなる

結論だけ言ってしまうと、『反応しない練習』を読むと毎日の機嫌が良くなって楽しいことが増えます。

皆さんは、何のために生きていますでしょうか。人それぞれ生き方の捉え方は違うと思います。私は、大切にしていることの一つに毎日機嫌良く生きることがあります。

自分が嫌な思いをせずに、毎日前向きに楽しく生きていけたら死ぬときには、ハッピーなはずです。しかしながら、生きていると悪い気分になることもあります。

もしそのような悪い気分を一掃できる術があれば、知りたくはないでしょうか。『反応しない練習』は、そうした負の気持ち・考え方を取り除くためのエッセンスを教えてくれます。

論理的な構造で構成されていないから分かりづらい

では、毎日を機嫌良く楽しく生きさせてくれる素晴らしき本である反応しない練習はなぜわかりづらいのでしょうか。

一言で言うと、本全体が論理的な構造で構成されていないから分かりづらいです。具体的には、以下のポイントを上げることができます。

  1. 最初に提示した枠組みに沿って文書が展開されて行かない

  2. 最後の章にいきなり総括するような結論めいたものが出てくる

この本では、最初の章で「悩みの理由は心の反応だ。心の反応を無くすための解決策がある。」という話が展開されます。

一方で、2章目では、「判断しないことが大切」という話がなされます。正直、「判断と反応・・・はて?」と言う感じで、最初の章の話と何がどうつながっているのかよくわかりません。

よく読んでいけば、判断は心の反応の1種で、そのための解決策が書いてあることは理解できます。が、だいぶ良く読まないとわかりません。

また、最後の章にいきなり結論が来るのもややこしさの1つの理由です。それまで具体例を展開していた本書が最後に「これが結論です」と言うことなく、いきなり結論が展開されます。

以上2つの理由で、何かいいこと書いてあるけど、結局どう捉えたらいいんだろうかとなってしまう本だと思います。

次章で、分かり易く要約をしてみたいと思います。

『反応しない練習』の超分かり易い要約

それでは、『反応しない練習』の要約を始めます。はじめにこの本で言いたい結論を述べ、その後に結論の内容を順を追って詳細に説明します。

結論:反応せず、自分が納得できるように生きていこう

『反応しない練習』の結論は、悩みを無くすためには、無駄な心の反応をせず、自分の方向性を決めて、自分が納得できるように生きていこう

本書は、すべての悩みの理由は、心の反応であるという前提のもとに書かれています。心の反応とは、今自分が思っていることとも言い換えられます。つまり、今自分がどう思うか次第で悩みは無くなると主張しています。

また、自分の方向性を決めるとは、「こういう風に生きたい」という軸を持っておこうということです。そして、この軸が、心が反応した時に戻ってくる場所になります。心の反応を無くし、戻る場所としてこの軸を持っていれば、自分が納得して生きていくことができて、そもそも悩まないよねということが本書の結論です。

それでは、どのようにして心の反応を無くせばよいのでしょうか。本書では、この心の反応の無くし方について、ページの8割以上が割かれています。よくある反応ごとに、どのように反応を理解し、対応をするかが細かく実践的に記載されています。

次章以降では、本書のサビである心の反応の無くし方について要約をしていきます。

心は求めるものだから反応してしまう

心の反応の無くし方の前に、そもそもなぜ心は反応してしまうのでしょうか。

それは、心は求めるものだからです。そしてその求めるという機能を7つの欲求を通して実現しようとします。具体的には、以下の7つです。

生存欲・睡眠欲・食欲・性欲・怠惰欲・感楽欲・承認欲

ここで大切なのは、心はどうしても求めてしまうものであるということです。求めないでおこうと思っても、求めないでおくような術は現実的にはありません。

そのため、心が求め、反応したことを理解することがとても大切になって来ます。理解することは、反応を消すことの第一歩となるからです。

どんな心の反応が起きているかを理解する方法

それでは、心の反応はどのように理解すればよいでしょうか。
本書では、以下の3つ理解の方法が述べられています。

  • ラベリングをする

  • 体の感覚を意識する

  • 貪欲・怒り・妄想に分類する

ラベリングは、自分の心を言葉で確認することです。例えば、「今、自分は怒っている」など今の状態を心の中で言葉で表現します。いわゆるメタ認知と言われることですね。

体の感覚を意識するは、日頃動かしている体の動きに集中することです。目を閉じ、手の感覚に集中し、指を動かしてみるという行為です。とにかく自分の体の動きに意識を集中させることが大切です。マインドフルネスに近いやり方ですね。

貪欲・怒り・妄想に分類するは、その名の通り、自分の心をこの3つのどれかに分類する方法です。この3つに分類しきれない部分もあるかと思いますが、一時分類としてこの3つに分けることに意味があります。

上記で紹介した3つの理解の方法を活用することで、少なくても自分の心が反応しているということが理解できると思います。

次章以降では、実際に心の反応を理解した後にどのように対応するかを紹介します。本書では、よくある心の反応の具体例とそれぞれへの対応が述べられています。

心が反応している具体例と対応方法

心の反応ごとの対応方法と言うこの部分が本書のサビです。具体的には、以下の4つのよくある心の反応について対応が述べられています。

  • 判断

  • マイナスの感情

  • 他人の評価を気にすること

  • 他人に勝ちたいと思うこと

このパートは細かく書きたいので、次週に回したいと思います。

個人的所感・まとめ

この本は、次週に回したいとした反応の種類ごとの対応方法がサビです。
このサビを習得することでメタ認知できるようになります。

そもそもメタ認知とは、「自己の認知の状況を認知すること」です。例えば、今自分が「怒っている」などです。心の反応を理解するとは、まさにメタ認知することだと言えます。

メタ認知をすると、自己をコントロールしやすくなります。

そのため、実践と言う意味では、このサビの部分だけ読んで実践すればよいのではないかと考えています。

ということで、今週は以上にしたいと思います。
来週も楽しく書いていきます。

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