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にっぽん丸、苫小牧港に
お盆が過ぎれば涼しくなる北海道… なのに、2023年は9月になっても まだTシャツと短パンを離せない。それでも、見上げればこの秋模様。
そんな9月中旬、苫小牧の港に「にっぽん丸」が停泊していました。キラキラ公園(北ふ頭の緑地)の前です。
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「TOMAKOMAI - Port of Tomakomai」のモニュメントは、ほんのひと月前にできたばかり。苫小牧港の開港60周年を記念して制作されました。
「苫小牧」って、知らない人には読みにくい地名です。「牧」なのに「まい」だし、発音しにくいし、読みも長いし。なら、いっそのこと もっと長いアルファベットで色分けすれば…と考えたかどうかは知りませんが、この大小の文字サイズと配置や色は、にっぽん丸の黒い船体に映えてイイ感じです。
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青文字だけ見れば「AOAO」。海と空の「青々」としたダブルポート(苫小牧港と新千歳空港)のまちを表しているそうです。(念のために補足しますと、新千歳空港は滑走路二本の南側3分の1、約1,000メートル分が苫小牧市なのです。)
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あと2時間ほどで出港です。片道クルーズで、横浜到着は明後日の朝。この日は にっぽん丸の入港に合わせ、キラキラ公園で「みなとまちマルシェ」が開催され、キッチンカーなどが並んでいました。バスやタクシーなどで集まってきた乗船予定らしい高齢者たちが、船をバックに記念撮影をしていました。上天気で良かったですね。
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苫小牧港は西港区と東港区があります。市街地に近いのがいわゆる「西港」で、我が国初の大規模な堀込港湾です。にっぽん丸は、その北ふ頭に接岸していました。
神の恵みかとさえ思える天然の良港、室蘭港が 65km西にあるというのに、わざわざ砂浜を掘って苫小牧に港を造るという発想がどうして生まれ、どういう経緯で実現に至ったものなのか、“深掘り”してみると面白いのかもしれません。
先人の豊かな発想と決断、そして行動力が、北日本最大の国際拠点港湾である現在の苫小牧港、ひいては道内第4位(人口)になった苫小牧市そのものを創り上げたと言っても過言ではないでしょう。
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苫小牧の気温は 9月20日から急に下がり、朝方には薄い布団をかけるようになりました。澄んだ空気と青空の秋になることを期待しています。
※ 写真はすべてスマホで、2023年9月、やぶ悟空撮影
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