生きる尊さと仕事の能力のはざまにて

生きているだけ尊い。
真実です。

でも、仕事は出来なければ役立たず。これだけ働いて一人前。そう思われる社会であるのも真実です。

とかく社会とは、その環境がシビアであるほど個々の能力を問われます。そして誰でも出来る仕事なら、それほど成り手は多く、ある意味差別化が難しくなります。故に1人の働き手に多くの期待を求めがちな日本は、有能であってもそうでなくても厳しくなりがちです。

でも忘れてはいないでしょうか?仕事ができるということは、生きているからこそ出来るのです。それだけでも尊いのです。でも忙しさ故にその尊さを忘れ、自らにも周りにもその仕事の厳しさを求めすぎ、ひいては自己否定にすら陥る、それが悲しき今の社会なのです。

明日仕事始めという方も多いと思います。久しぶりにゆっくり出来たのをまた日常に戻るのが憂鬱な方もいるでしょうが、それくらいで当然なのです。
生きたい社会で生き残るため時にシビアな時期があるのは仕方がありません。でもそれに慣れきって押し付けあってしまうとギスギスとした窮屈な世の中にしてしまいます。

2023年、せめて去年よりは微笑みあえる世の中でありますように。

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