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31:江都駿河町三井見世略図(えどするがちょうみついみせりゃくず)
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富士と江戸城を真正面に見通すことのできる駿河町は、富士に向かって左右対称に店が立ち並び、人々が行き交う通りを見下ろす透視遠近法の構図で描かれることが多い。北斎は通りの賑わいを切り落とし、越後屋の看板より上部を仰ぎ見るように構図をとった。「東都浅草本願寺」と同様、瓦職人の作業風景と凧を点景に入れ、甍の上に広がる空の高さを表現している。
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陽春
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富士と江戸城を真正面に見通すことのできる駿河町は、富士に向かって左右対称に店が立ち並び、人々が行き交う通りを見下ろす透視遠近法の構図で描かれることが多い。北斎は通りの賑わいを切り落とし、越後屋の看板より上部を仰ぎ見るように構図をとった。「東都浅草本願寺」と同様、瓦職人の作業風景と凧を点景に入れ、甍の上に広がる空の高さを表現している。
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