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コンセプトを考える④(それでも女として見られたい)

前回までのコンセプトを決める職業編で、なんとなく「新しい風景をつくる」「発見する」「プレゼンテーター」という言葉が見つかりました
ここからはキーワード捜索隊をやっていこうかなと思います

最近になって気付いたのは「わたしは女として見られたいんだな〜」ということ
表向きは糖衣につつみまくって、ゆるキャラで通しているのですが(ほんとに通せているのかはわからない…)

⚠️ここからはセンシティブで暗い話と受け取られるかたもいるかと思いますので、病気の話とか婦人科系の話とかが苦手なかたは画面をそっ閉じしてください

わたしは27歳でひとり子どもを産んでまして、その後、31歳で離婚して子どもは元夫が育てています(親権をわたすことが離婚の条件だった)
それから、30歳で病院で血液検査をしたときに「卵子のもとになる細胞が60歳のひとレベルしかもうありません」ということを言われています
卵子のもとになる細胞って、母親のお腹の中にいるときに作られて、生まれてからは増えずに減っていくだけなんですって
で、生まれつきその細胞の数が少ない人もいるとのこと
それでわたしの場合は30代〜40代で閉経しちゃう早期閉経症の可能性が高いと
いうことで、実際にもうほぼ閉経まぎわな感じなんですよね
もう好きな人ができても、その人の子どもを産めることはない
見た目では体の中の変化なんて誰かからわからないと頭ではわかっているのですが、どうしても生物的に備わっている女性としての機能がひとつ終わりを迎えようとしていると、なんとなく「自分が女として終わっている」という気持ちを持っていました

同年代や年下の人を好きになっても、相手の子どもを産んであげられないし、結婚とか出産とかに話がつながるのが怖い
なので、なるべく自分より年上の子ども持つこととかは諦めてそうな人を好きになるように気をつけていました
弟の奥さんが2人めの子どもを妊娠したのもうらやましかったし、心から祝福できない自分にも自己嫌悪でした
生涯で唯一の子どもを自分で育てられなかった(週末に会ったり旅行に行ったりはふつうにしています)というのもあり、電車や街中で小さい子どもを連れた人たちに遭遇するのもニガテです
で、だったら、「出産とか望まれない」=「女として見られない」外見と性格をめざせばいいのでは???って思ったんです
なので、ゆるキャラとして性別超越系キャラになろうとしてたんですよね

でもでも、「それでも、わたしは女として見られたいんだな〜」と最近パーソナルトレーニングを受けながら運動していて思ったんです
(筋トレ追い込まれるとめっちゃツラいからね…なんでこんなにがんばってるのー?って自問自答しちゃうんですよ…)

パーソナルトレーニング受け始める時に、トレーナーさんから「なにか目標とか、トレーニング受け始めた理由ってありますか?」って聞かれます
わたしはとっさに「とりあえず腰痛・肩こりに悩まされずに元気に動ける体になりたい」(老人か…)と答えたのですが
まぁ嘘ではないのです
毎日、「つかれたな〜」「しんどいな〜」って思わずに元気いっぱい過ごせたらいいな!とは思っています
でも最近気付いた圧倒的本音は「スタイルよくなりたい!」なんです

「ウエスト5センチ細くなったらこのペンシルスカートがカッコよく着れる!なりたい!」とか、「二の腕ほそくなったらノースリーブ着たい!」とか個別の欲望は最初から認識していたのですが
よくよく、じゃあなんのためにスタイルよくなりたいの???って自分に聞き続けたら、行き着いたのは「女として魅力的に見られたいから!」だった…
「女として魅力的」の定義が千差万別なのは理解しています
ほんわかまるい癒し系女子がモテてる事例も知っている
スレンダーボーイッシュ系さっぱり女子が圧倒的にかっこいいことも知っています
でも!わたしは!峰不二子ちゃんみたいな体型になりたいわ!!!
シンプルな欲望として、エロい体になりたいです…
おいしそうな体になりたいです…(わたしの心のなかにはオヤジが住んでいるのだろうか?

「色気」=ほしい
「セクシー」=言われたらうれしい
(「おいしそう」もいい言葉ですね!照れるけど!)
「エロい」=これはちょっとなんとなくイヤだな。。。
「エロいからだ」=これはありだ

「エロい」は行動に対しての評価で、「エロいからだ」は見た目に対しての評価だから、私は「自分からは行動していないけれど醸し出される雰囲気」がほしいのだな、と思う
すなわち色気がほしいのか…!

元夫と一緒に暮らしていたときに、小さい子の母親が美白とか日焼け止めとか頑張っていることに対して、彼が「誰に見せるためにがんばってるのか。母親としてどうかと思う」的な発言をしたことがあります
今から考えると、彼のそういう言葉に対してわたしは傷ついていたのかもしれないなと思います
彼が一方的に悪いということではなくて
その発言も、外出した時に小さい子どもをケアすることより、自分の日傘や帽子や日焼け止めの塗り直しなどに気を取られる母親に対してのことだったので、小さい子の安全を最優先すべきという気持ちもわかります
わかるんだけど…わかるんだけどね…というモヤモヤが降り積もっていたなぁと思う
頭で考えたら生物として種を残すことが1番だいじという考えもわかるんだよ
日本に暮らす多くの人間は一夫一婦制なので、一度決めた伴侶との間で子孫を増やすことが効率的なのもわかる
でも、わたしはどうしてもそこで「女として魅力的な外見を維持すること」を否定されるのに傷つく性質を持っていたんだよね
(まぁ離婚理由がそれだけということじゃないんですけど)

ただね、年をとっていくなかで、
「XX歳になって色気ふりまいてるとか気持ち悪い」
って誰かに言われるんじゃないかって恐怖がずっとあります
そもそも、「閉経しかかってるのに色気があるのをめざすなんて他の人からみたら気持ち悪いかな?おばさんが何言ってるんだって感じかな???」って思っている自分もいます
そういう気持ちの中で救いになったのが、アナ・ウィンターさん
年をとっても、かっこいいし、色気もある
そしてそれが素敵に見えるのは、やっぱりちゃんと体を鍛えているからだと思うのですよ
欲望の一つとして「色欲」として色気が認識されないのは、ストイックに鍛えられたあの外見だからこそだと思うの
もし欲望にまかせたように見える体だったら、色気は「色欲」に見えちゃうんじゃないかなぁ…とわたしは思った
そして好きなスタイルが確立しているので、「色気」が「媚び」に見えない
「色気」って、あくまで「自分が行動や意図はしていないのに醸し出されちゃう雰囲気」と思っているので、「わたしはわたしの好きなものを愛すのみ!」っていうゴーイングマイウェイな感じは必要だと思うの
かつ、ちゃんと周りのひとにも配慮したTPOをわきまえた外見であること
そのバランスがとれていること
「バランスがとれる」って、すごくだいじだよね
精神のバランスがとれているのもだいじだし、組織の中のバランスをとってくれるひとは重宝される
これも、キーワード登録しよう

本日のキーワード探索結果:
色気(自分からは行動していないけれど醸し出される雰囲気」)がほしい
バランスがとれる(一度崩れても建て直せる。自分の中でも、他人に対しても。なので崩れることを恐れずに進んでいける)

明日は、これむり!って思うような拒否感のあるワードとかが掘れればいいな〜〜

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