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ブラックジャックについて考察してみる

自分が初めて海外に行ったのは1991年の5月、アメリカのワシントン、デンバー、シカゴへの仕事での出張でした。まあ鞄持ちで仕事らしい仕事はほとんどしなかったけど。

別に調査したわけじゃないけど、28歳で初めて海外に行くって遅い方だと思うんですよ。自分も飛行機に長時間乗るのが嫌だったし。ただ行ってみるとハマりました。それにもともと行くとしたらラスベガス、と思っていたので1993年に有給を取って西海岸往復の格安チケットを買ってレンタカーも使い、ラスベガスに行ってきました。画像は初めて行った時のではなく、2回目以降毎回利用したサーカス・サーカスというホテル。当時は安かったので。一泊50ドルぐらいだったか。

元々勝負事は好きだったのです。ただ博打好きかというとそうではなくて、麻雀、将棋はやるけど、ギャンブルとしては当時はまだパチンコをやってたけど、チューリップものとか無くなってだんだんつまんなくなってきてほとんどやらないようになりました。

それと、公営ギャンブルの類は全く興味ありません。60近くなった今現在でも全く行ったこともやったこともないです。なぜかというと自分が協議をするのではなく、予想するものだからつまんない。自己参加型がいい。予想も参加している部類だという人もいるだろうけど自分じゃコントロールできない。

ということでラスベガスに行った時の話ですが、正直ほとんど勝てそうなものはなかったですね。色々武勇伝は聞くけど軽く100万円はすぐに負けそうです。一応一通り試しましたが全く勝てそうもないものはやって面白くない。

その中でブラックジャックだけはハマりまして、いい勝負かもしくは勝てるという感じです。この手のゲームは胴元が負けるということは絶対にないのですが、ブラックジャックだけは運と実力次第では勝てるかもしれません。ただし、大勝ちはできないでしょう。自分の毎回のスタンスは1ゲーム5ドル賭ける、200ドル勝ったら辞め、200ドル負けたら辞め。

ルールを簡単に説明するとトランプで2枚以上で合計21に近い方が勝ちというものです。絵札は10扱い、Aは11もしくは1として数えます。Aプラス10で勝てば賭け金の1.5倍貰えます。ただ2枚以上引いてもいいのですが、21をオーバーしたら即負け(ドボン)です。

親、ディーラー側はオートマチックです。ゲームをコントロールできません。すなわち、

・17以上で止めなければいけない

・16以下で止めてはいけない

・最初は1枚目だけ見せて、2枚目は伏せる。子供たちがカードを貰い終わった後、上記条件でカードを引く。

上記条件だと全然親が不利のようですが、そうでは無いです。なぜかというと、子供たちが先にドボンしたら即親の勝ちになるからです。同時ではなく、先に子供に引かせるのがポイント。双方ドボンは親の勝ちです。

では子供はどうすべきか。まず親のオープンされている1枚目と自分の手材料で判断します。例えば親の1枚目に10(10またはJ、Q、K)が見えていたら2枚目は7以上である確率が高いから勝負せざるを得ないでしょう。子供はいつ降りてもいいのですが、このケースはまず降りることはしない。

ちなみに親の1枚目に見せられたものがAの場合、insuranceというモードがあります。これは2枚目が10なら即親が勝ちになるため(ブラックジャック)、保証金として賭け金の半額を出せば親がブラックジャック勝ちをしても保証金の分払うだけですみます。そうで無い場合親の総取り。自分自身がブラックジャックしてたら引き分け。

これの戦術としては一般論的に自分の手札が2枚で19、20ぐらいで自信がある場合には保証金を出しておいた方がいいとされています。自分の手が自信がなかったらどっちみち負けだからブラックジャックでなく負けた場合に保証金の出し損になります。

で、普通の戦術に戻りますが、自分が2枚来た時点で17以上なら止めるのが無難です。普通に勝負しても勝ち目があるし、ディーラーがドボンになる可能性もあります。

問題は自分の手が2枚の時点で12以上16以下になった時です。まあ3枚目でも同じことが言えますが、このゲームは10を引く確率が1/3近くありますので、止めるのが無難です。ただその選択は1枚だけ見えている親の札にあります。2−6が見えていたら自分が12でも降りる価値は十分にあるからです。なぜなら10-10と引けばドボンだからです。それに14や15になっても親は続けなければいけないのでそこで10を引く可能性は高いです。

ここまでは基本中の基本です。ここからはデジタル思考かオカルト思考かによって変わってきます。このゲーム、トランプを使うのですが普通に52枚ではありません。それだとあっさりAとか出尽くすので出た枚数を覚えておけばいい。実際に何枚かはよく知らないけど、少なく見積もっても4倍の200枚以上ありそうです。10倍の可能性も。それと、自動札切り機があって5ゲームだか何ゲームだか一定の回数又は参加者の数に応じてだろうけど、札を切ってしまうのでAの出た枚数を覚えるという戦術はあまり意味がない気がします。

上記デジタル思考というのは次に来るカードはどのような場合でも同じ確率、という考え、一方オカルト思考というのは札の流れのようなものがあってAや10が続くときは続く、次は5だろうとかこの流れだと親がドボンするだろうみたいな考えです。ギャンブラーは後者の考えの人が多いように思えます。

このゲームは親は一人ですが、子供としての参加者は5名ぐらいまではOKです。そこでうまい流れ?で親がドボンすると参加者みんなでハイタッチしたり、側から見てそういう引きはしない方がいいとか思った時に親がいい札を引いて勝ってしまった場合、疑問となる引きをした人に若干のブーイングが出たりします。

自分は子供のメリットを生かすべく親が6以下のものを表示したらまず降ります(17未満の場合)。12の時が迷いどころですが、親が4、5、6ならやめ、そうで無い場合はもう一枚引きます。もう1枚引いても17にならなかったら止めます。

自分はデジタル派のつもりですが、その場の雰囲気に飲まれたりすることもままあって、必ずしもセオリー通りにはしないですけど、ドボンはとても恐れます。

このゲームは一攫千金を狙うというより駆け引きを楽しむゲームだと思うからそう大儲けもしないし、そう大勝ちもしません。自分は大抵1ゲーム5ドル、気が大きくなってたら10ドルですが、リターンもそれしかないし100ドル掛けてる人がいたりした日には自分も緊張します。

蛇足ながら、他に期待値がまずまずのものはルーレットでしょう。1ー36のマスに加えて0と00があり、微妙に親が得するようになっています。赤か黒かで1/2のリターン、奇数か偶数かでも1/2のリターンとか、36個のマスならちょうどいいところ、自分が観察するに0や00が出ることも結構あります。噂ではルーレットを回す人が自在に目を出せるということですが、たぶん本当でしょう。自分からすると神業ですが、どう見てもそうとしか思えない。

だからやる時には親にチップを弾むといいという話も聞きます。気が向けば、という感じです。個人的には上記親のイカサマなんかも出来るからあまりお勧めしません。

いずれにせよ、早く海外旅行ができる世の中になって欲しいです。自分が毎年のように行ってたときはロサンゼルス往復が4万円とかいう超格安の航空券がありましたが、物価は上がってきてます。物価が変わらないのは日本だけのようで、ホテル代もレンタカー代も上がって来てます。でもラスベガスは周辺の観光地も含めて素晴らしいところです。カジノ以外でも見どころは多いのでお勧めです。

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