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レースログ/ベジタブルマラソン 2022年1月30日

フルマラソンにはいつか挑戦したいと思っていたけど、ずっと先延ばしにしてきていた。
今回はトライアスロンの友人たちが出走するということでお誘いしてもらったことがきっかけで、小規模な大会なら自分の現在位置(実力)を知る意味でも出てみたいなという気になった。名前もなんか可愛いなベジタブルマラソン。

1月初旬にこの大会にエントリーしてから、日課にしていたランニングも5kmではなく10kmに、時間も1時間走、90分間走にするなど、距離と時間を延ばしつつ、週末は3時間走、30km走といった練習にも取り組んでみた。(それぞれ1回ずつだけど…)

これまではトライアスロンのショートをイメージして、10km走を念頭に、4:00/kmを如何に安定して走るか、ということだけに取り組んでいたけど、正直伸び悩みも感じていて体調や疲労によってはうまく走れないことも続いていた。約1か月集中して距離を伸ばしたことで、長い距離、長い時間を楽に走る、1時間走なら5:00/kmのペースを維持するといったことは難なく出来るようになってきて、遅筋の発達、能力の向上が手ごたえとして感じられてきた。余談だけど骨伝導イヤフォンを購入して、ラジオを聴いたり仕事関係の情報を取ったりしながらランニング時間も楽しく過ごせるようになった(余裕度が高い練習だと、音楽聞きながらでも大丈夫。自分のいまの実力では、4:00/kmとかで走るときは逆に音が鳴っていると集中できない)。走りながら耳を塞ぐことには抵抗あったけど、オープンイヤー型なら外の音もいつも通りに拾えるので安心感ある。

当日を迎える。場所は赤羽の河川敷を周回するコースで、約7kmを6周回。気温は8度くらいとまあ寒すぎない感じ。レースは08:30出走なのに、のんびり6:30頃に起床し、電車で会場に向かう(8時過ぎに着いたけど)。友人たちと合流して、談笑。完全にリラックスモード。

30kmを走れた5:10-5:30/kmあたりを目標レースペースに設定して、予定時刻からすこしだけ遅れて出走。ハーフマラソンの参加者も同じコース、同時刻スタートだったので、出るところはやや混雑している。ハーフの人たちが速いのについつい引っ張られてしまい、最初の5kmくらいまでペースが安定せずけっこう辛かったが、そこを越えてしまえば周囲の人もまばらになり、5:10/km程度に安定して進んでいく。10km過ぎで一度トイレ休憩したものの、15km、25kmの地点でエナジージェル補給も行い、内臓の疲労も問題ない。ひょっとしたら3時間半は行けるんじゃね?と期待が出てきて、5:00/kmまで上げて行けるところまで行ってみよう!とペースを上げていく。ハーフマラソンよりも長い距離は走ったことが人生で数えるほどしかないので、どのくらい自分の身体が耐えられるのか、ここからは未知数。とりあえず指針にしようと心拍数をこまめに見ていたのだけれど、140-150あたりで非常に安定している。これはけっこう良いかも・・・と淡い期待が大きくなっていく。

35kmで崖が来た。

身体が急に動かなくなった。膝が上がらない。腹圧、前傾姿勢を意識したり、腕振りでしばらく誤魔化したりはしてみたものの、長く続かず5:30、6:00、6:30とみるみるうちにガクッと落ちてしまう。単純にこれは接地の衝撃が痛い。このまま走り続けたら膝が壊れるかな・・・と歩きも入れてみる。ストレッチすると少し(ほんの少し)だけ回復するが、走り出しては止まり、少し歩いてまた止まり、を繰り返してしまう。「体が言う事を聞かない」を体感して、まじで動かねえなあ・・・と笑えてくる。

だけどもうあと2km。見渡してみると、参加者はまばらになっていて、みんな自分のペースで苦しそうに前に進んでいる。また6:00くらいのヨタヨタ走りで、力なく進んでいく。

ゴール地点ではすっかりMCも終了していて、なんだか味気ない感じではあったものの、3時間40分と、初めてにしては我ながら好記録?バナナやトマトを戴いて回復してくると、だんだん寒くなってくる。

参加賞で野菜がもらえたそうなのだけど、疲れと冷えでそれどころではなくそそくさと着替え、、、。友人たちの到着をまって会場を後にした。

翌日も膝、腸脛靭帯のダメージが大きい感じがしているけど、明日から徐々に動かしていこう。35km以降の崖をなくすことで、4月には3時間20分まで目指していきたいところ。



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