「個」と「役割」について考えてみた

最近、様々な人と交流していて、よく思うことがあります。それは、仕事をするにあたり、「個」が先に来る人と、「役割」が先に来る人がいる、ということです。

例えば、「個」が先に来る人は、「私は仕事を通じて〇〇したい。だから、いま、この仕事でも△△するんだ。」という思考。

そして、「役割」が先に来る人は、「私の仕事は〇〇。だから、いま、この仕事では△△せねばならない。」という思考。

絶対的にどっちが良くてどっちが悪い、とは思いません。ただ、今までの延長線上ではなく、これまでにない新しい価値を生み出していく会社を目指すのであれば、前者のような働き方のほうが、あるべき姿だと思います。そのほうが、多様性が生まれ、新たな方向に踏み出すドライブがかかるからです。

では、どのようにすれば、そのような働き方が根付くのでしょうか。ポイントは2つあると思います。


①普段から、お互いに自己開示をする

いきなり「仕事で個を出せ」と言われても、「そんなこといきなり言われても・・・」となる人がほとんどだと思います。なので、普段から、「私はこれが好き」「こういう経験をした」という会話をしたり、あるいは飲みながらしっぽり話す中で「私はこの価値観を大事にしている」などの話ができれば、何かのとっかかりで「〇〇さんは△△と言っていたから、この仕事どうかな?」という流れになると思います。

また、意識的に自己開示を行うことで、自分は何が好きで、何が嫌いかを再認識することもできます。日常の会話から仕事までは、シームレスに繋がっているのです。


②「あなたは何がしたいの?」と問う習慣をチーム内でつける

えてして、仕事をしていると役割に追われがちになります。当たり前ですが、社会人は基本忙しいのです。それでも、強制的にでも、この質問を問う習慣を作ることができたら、自分自身が仕事をする意味に、より向き合うことができます。

また、立場の強くない人が、「私はこれをやりたい!」などといきなり言い出すのは、少しハードルが高いですよね。先輩や上司から、このような問いかけができればベストだと思います。



 

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