「浄土宗のお経」

浄土宗のお経について

浄土宗では、お経を読むときに、いくつかのステップがあります。それぞれに意味があって、仏さまに心を向けるために順番通りに行います。

1. **最初の準備**:
  - **香偈(こうげ)**: お香をたいて、気持ちを落ち着けます。仏さまをお迎えする準備をします。
  - **三宝礼(さんぼうらい)**: 仏さまや仏さまの教え、そしてその教えを信じているみんなを大事に思う気持ちを表します。

2. **大事な部分**:
  - **懺悔偈(さんげげ)**: 自分がしてしまった悪いことを反省して、心をきれいにします。
  - **十念(じゅうねん)**: 「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」を10回言って、阿弥陀仏を信じる気持ちを強くします。
  - **開経偈(かいきょうげ)**: 仏さまの教えを聞けることに感謝します。
  - **仏説無量寿経 四誓偈(ぶっせつむりょうじゅきょう しせいげ)**: ここでは、仏さまが昔、みんなを助けることを誓った話が出てきます。

3. **最後のまとめ**:
  - **総回向偈(そうえこうげ)**: お経を読んで得た良いことをみんなと分け合います。
  - **送仏偈(そうぶつげ)**: お経を終わらせて、仏さまを見送ります。

浄土宗は、法然というお坊さんが始めた宗派で、特に阿弥陀仏という仏さまを信じて、「南無阿弥陀仏」を唱えることが大事だと教えています。お経を読むことで、仏さまの教えを自然に学べて、心と体をきれいにすることができます。

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