転職後、その雑感。

環境を変えるべく五年務めた会社をやっと退社

投資用マンションの新規開拓営業に約5年従事。

いわゆる不動産屋によく言われる3Kという環境に身を置くことは覚悟していた。
大学を卒業し、「稼ぎたい」という軸が強かったので、環境には依存しないだろうと思っていた。
問題だったのは、年収に対しての可処分所得と年間可能貯蓄額の低さまで想定していなかったこと。
周囲の助けもあり最高で1200万/年間貰っていたこともあったが、ざっと税金で400万、接待交際費で500万ほど持っていかれていた。
まさにワーキングプア状態でキャッシングしながら生活していたことも。

「そんなの普通だもっと売ればいい。俺たちの時はもっと酷かった。」と短絡的な事も言われたが丸め込まれることはなく、売って稼いだところでシガラミが増え悪循環に陥り出費が比例し増えるオチが見えた(上司を見てると実際にそう)。
男女関係なく高い時計や車、家を買わされるのが文化になっている。
「マンションという金融商品を販売するための思考」を体得すべく社員にも強要しているのだ。
①初契約のインセンティブを全てモンブランのボールペンやブランドバッグに使わされる。
②毎月強制でゴルフコンペに自腹で参加させられスコアの差分の賭け金を毎回搾取される。
③チーム会と言う名の部下の人間否定の場の呑み会が毎月割り勘で催される。
④紹介の見込みが薄い客に高いうなぎ、二次会のキャバクラ、おっパブを奢る。等々
⑤年二回の海外旅行で高いブランド品を買わされる

堪り兼ねて、呑み会の席でなぜそんな文化があるのか、働くモチベーションが削れるからやめてほしいと上席に打診したことがある。
解答は「意味なんかねえよ、お前らは俺のオモチャだから。ただ苦しんでほしいだけ」だった。それに耐えてきてしまった人は後輩にも同じ事をやるのだろう。
そういった環境で利益を上げ貢献しようなんて思えなかった。
信仰宗教の方がまだマシだ。
上の遊びには付き合わないと決め退職を決意。

前職で感じていたこと:
ローカルな常識はローカルの枠を出ない(自分がいて相手がいて、そこで完結するルールを広げ取り巻いていくには限界がある。逆を言えば、良くも悪くもそのルールに賛同する人だけが残る)

マンションを提案するために必要な知識をアップデートしておけば現場のプレゼンでは困らない点でも将来のキャリア不安と手狭さを日々感じていた。

他責も程々にして(探そうと思えば悪口文句なんて人はいくらでもでてくる)、

転職活動を経て感じたこと:
自分の社畜性を見出され内定を出した企業と、その性質を逆手に取られその環境にいたのであれば物足りなくなるであろうと判断され見送られた案件どちらもあったと思う。

今回の軸は時代のトレンドを現場ベースで都度キャッチアップし活かせる環境があること。
商材も豊富だし事業も幅があり、経営基盤が盤石。
ただ多くの人と連携して案件を進めるという点で慣れない部分があり初動に影響しそうだ。
慣れと時間が解決してくれると思うので、腰を据えて先を見据え働いていこう。

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