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【#1】メリー・ポピンズ【Disney映画雑記】

Disney 100周年記念映画『Wish』の公開に合わせて、歴代の作品を振り返る。第一作目は『メリー・ポピンズ』。敢えて構造化を省き、ひたすら散文を垂れ流すシリーズにしている。

「いつでも子供の心を持っていよう」が主題。まさにWalt Disney本人を体現しているとも言える。

劇中歌の"Feed The Birds (Tuppence A Bag)" は Walt が最も愛した曲だと言われており、度々話題に上がる

Once Upon a StudioでもミッキーがWaltに語りかけるシーンでこの曲が流れている。

極めて初期のディズニー映画だからか、いわゆる「プリンセス」は存在しない。(というかWalt Disney Animation Studioの長編でプリンセスが存在する作品はそれほど多くなく、特に初期に存在する数は極めて少ない)

魔法的な部分として、実写とアニメーションを合わせるという技術を取り入れている。
ロジャー・ラビットに近い(今調べて結構な数の作品がこれに該当することを知った)。南部の唄を見ることはこの先も困難だろうな..

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BA%E3%83%8B%E3%83%BC%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
Y.A.独自作成

ディズニー作品の中で、子供が見る独自の世界を扱ったものには、他にも『不思議の国のアリス』や『ピーターパン』が挙げられる。この2作に共通するのは、アリスは夢オチであるし、ピーターパンはネバーランドに連れて行き、一旦普段の世界から離れるという点である。

ところがメリー・ポピンズでは、絵本の世界にこそ飛び込みはするものの、日常世界で鏡が喋り、四次元ポケットかのような鞄を持っているし、ちょっとした魔法であれば現実世界で使ってしまう。(僕の部屋も指パッチンで片付いたら良いのだが..)

これをあえてAR的・VR的と表現した。多分AppleがVision Proなどで作りたい世界は前者なんだろうと思っている。ピーターパンは子供の世界を扱っているものの、主題は割とウェンディの自立に置かれているので、その点がアリス、メリー・ポピンズとは異なる。(イギリスが舞台という共通点もある。ドリミを思い出す。)

楽曲はかなり風変わりで、普通のディズニー楽曲ではまず存在しない。シャーマン・ブラザーズの奇才さが際立つ。

基本は管楽器をベースとしながら、さまざまな曲調が取り入れられている。Chim Chim Cher-eeとか、これはアコーディオン??

メリーポピンズを見たら、次に見るものは以下の2つになる。

#2は映画ではなく、このうちのどちらかになるかもしれない。


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