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小田急線に取り憑かれた自担、アイドルに取り憑かれた私

2023年2月17日放送の「沸騰ワード10」を見ました。「小田急線に取り憑かれた菊池風磨」ということで、中高を過ごした小田急沿線(主に成城学園前)をぶらつく姿に青春フェチ感が溢れていてよかったです。

訪れた場所はこちらの3ヶ所。

  • 成城学園前の「ポポラマーマ」

  • 成城学園前のカレー屋「コルカタ」

  • 下北沢のカラオケ館

ポポラマーマに関しては「お噂はかねがね……」という感じ。

コルカタではほうれん草カレーを食す風磨くんを見て、自分の中高時代を思い出しました。6年通った街にも母校定番のカレー屋があったなあと。でっかいナンだったな……。

そういえば大学があった街にもカレー屋が多々あり、部活の新歓や部員との食事で使っていました。学生時代の思い出にカレー屋ってマストなのか??

カラ館では、風磨くんのカラオケ姿が見られて新鮮でした。湯けむりSexyバスツアーくらいでしか見たことがないと思う。ワンオクを歌うコミュニティには所属していなかったけれど、丸サは自分の周りでも誰かしら歌う曲だったので刺さりました。少しだけの歌唱でも感謝。あとは「おジャ魔女カーニバル」を歌って場を盛り上げたことがあるかどうか教えてほしいです

最後には学生時代の恩師も登場。「風磨は指導した記憶しか残ってない」と言われていたのは笑いました。

先生「一番嫌いな科目に古文って書いてあった」「結構傷ついた」
(o´ω`o)「難しいんですよ古文って」
先生「で、授業中は寝てる」

授業中に寝てて先生に起こされる友達が多い人、クラスに一人はいるタイプだ……。古文嫌いだった菊池氏も今やラップ詞に「彼は誰時」を使うというのが面白いですな。

最後に出てきた卒業文集の内容も「友達思いっていうのは一番よかったところ」という先生の言葉も、ファンから見た風磨くんのイメージと同じです。風磨くん自身の素敵なところはやっぱりそこなんだなあと思いました。

それにしてもカラ館か。中高の最寄りにもあったけどちょっと高かったので、私はもっぱら歌村フリータイムユーザーでした。休日は昼から行って夕方まで粘っていたな。懐かしい。

風磨くんの中高時代の話を聞いていると、いろいろ自分の学生時代も思い出されます。仮に同じ高校でもコミュニティが交わることはなかったタイプだろうけれど、それでもハワ〜ない記憶が蘇る〜〜と遊ぶのは楽しいです。結局ない記憶の話なのでリアルの設定なんてなんでもいいんですわ。

こうやって「ない記憶」の話をするのは面白いのですが、一通り話した後に結局「ステージの上でキラキラしている姿が一番好きだ」という話に戻ってくるんですよねえ。なにせステージの上でキラキラしている姿にやられた記憶はしっかり本物なもんで。

個人的に思う風磨くんの魅力は「リアルにいそうで恋しちゃう」というよりも「近くにいそうでいない、アイドルだからこその遠さに惹かれてやまない」なのかなあと思います。身近さよりも遠さに惹かれるオタクです。

「なれそうで、なれないヤツになりたい」これはずっと僕が言い続けている言葉で。そういう存在、けっこういいなって思うんだよね。
https://more.hpplus.jp/odekake/entame/81270

↑こちらは好きな話。

友達や先輩後輩ではなくアイドルとファンとして出会ってしまったので、その形はその形で大事にしたいんだよなあと思う今日この頃です。沸騰ワードの感想とは関係のないところに着地した自覚はあります。

去年からどうしても頭の片隅に「アイドルじゃなくなったら好きじゃなくなるなんてことはないけどどうしても歌って踊る姿が好き」という悶々とした感情があるので、何を考えていてもこの辺に落ち着いてしまいます。

ちょうど今日、Sexy ZoneのFCで5人の卒業旅行映像が配信されました。1月の末には5人での東京ドームでのライブ映像も。

Sexy Zoneに関してはメディアで見る姿が4人なのはここ2年間も同じですし、グループとしては今でも5人な気がするので正直まだあんまりマリちゃん卒業の実感がないです。でも改めて直視すると胸にくるものがあります。

フィロのスに関してはおとはす卒業の日を境にバチっと4人から5人に変わり、おとはす自身が新しいフィールドで活動している姿もよく見えるので、卒業の実感はしっかりとあります。

実感の大小は別として、おとはすもマリちゃんも、そしてフィロのスもSexy Zoneも、それぞれの選んだ道を笑顔で応援したいとずっと思っています。

でもアイドルとして歌って踊る姿がどうしても好きだって気持ちも消しきれない。

こういう消しきれない気持ちを持て余すときは、Sexy Zoneの「Timeless」を聞きます。5人で作詞し、無観客ドームで歌った曲です。笑顔で送り出したい気持ちとアイドルとしての姿がどうしても好きだって気持ちが混ざって「今は嘘だっていいから笑ってたいよ」になるし、消しきれない未練や寂しさは「ごめんやっぱあなたが好きでした」なんだよなあ……と思います。楽しいからより辛いんだってマリちゃんも言ってた。

「Dream」も聞きます。「夢みたいに綺麗に消えてほしくない」でも「寂しさや未練は夢みたいに綺麗に消えてくれたらいいのに」でも、サビの「夢みたいに綺麗に消えてOk?」が受け止めてくれるから。その問いに対してNoだとすがることも泣きながらYesと言うことも許されている気がします。

ある種、もう戻ってこない瞬間に私も取り憑かれているんでしょうね。アイドルとしての姿に取り憑かれている。戻ってこない青春や小田急線に取り憑かれた風磨くんと同じ……なのかもしれない。

沸騰ワードの感想とは関係のないところに着地した〜なんて書きましたが、総じて何かに取り憑かれる話でした。

きっとこれからも「あのときに戻りたい」と思うことがあるのでしょう。ただ、それと同じくらい彼ら彼女らのこの先を見たい。そう思えるからこそ取り憑かれ具合が過度になることなく生きられています。

明日は卒コンぶりの生おとはすです。イベントのMC仕事なので「この先」の姿。フィロのスもライブやシングルリリースがあるし、Sexy Zoneもライブ円盤発売がある。

過去と同じくらい未来もとてもまぶしいのです。