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【ラジオ感想】3/16 劇ナビ‼︎

松島聡くんが出るとのことで、3月16日放送のラジオ「劇ナビ‼︎」を聞きました。

舞台「赤シャツ」でご一緒した植本純米さんが聞き手ということで、「赤シャツ」のお話から4月の「こどもの一生」まで、たっぷりお話を聞けました。リモート収録のラジオもすっかり増えましたねえ。

これまで番組に出たのはV6の坂本くん、TOKIOの松岡くん、屋良くん、A.B.C-Zの戸塚くん・塚田くん、林翔太くんとのこと。今回のように1:1でトークしたのは坂本くん、松岡くんだけらしく、それを聞いた聡ちゃんは「緊張しますわ!」とアワアワしていました(笑)。

以下印象的だったお話のメモです。聞き逃しがなく一回こっきりだったので、メモの取り違いもあるかもしれませんがご容赦くださいませ。

■「赤シャツ」の話

純米さんと最初に会ったときに「林翔太くんと一緒ですよね?」というお話を聡ちゃんがしたらしく、そのリサーチ力に驚かれていました。聡ちゃんは「つかみは大事じゃないですか」と笑っていましたが、そういうところが社会人スキルだよな〜と思います。見習いたい。

「舞台が好きになってくれたらって周りはみんな思ってたよ」「聡がゲネプロで楽屋から上に行くとき、背中を叩いて送り出してもらっているのを見て泣きそうになった」という純米さんのお話は、初舞台の聡ちゃんを全員で見守っていたんだろうなあと感じました。本番で他の役者さんに「試される」経験も成長につながったようで、聡ちゃんのファンとしても実際に観劇した一人としても嬉しい話です。

「聡が人の芝居を楽しそうに袖から見てたのが印象的だった」というお話も素敵でした。聡ちゃん自身、自分にない引き出しを見て学ぶことに楽しさを覚えているそうで、そうやってポジティブに学べているのはすごく健康的だなと思います。

聡ちゃん曰く、出演経験の多い方はスイッチの入り方が違うんですって。ステージに上がる前は普通に会話しているのに上がる瞬間にパッと変わるとのこと。そういえば以前二宮くんのお芝居のメイキングを見たときがそんな感じだったなあ。

「赤シャツ」でスイッチの切り替えを味わえたかというと「わからないくらい無我夢中でした」とのことですが、少なくともアイドルの聡ちゃんはいなかったですねえ。観劇したうちの母も「コンサートの映像で見る松島くんと全然違ってびっくりした」と話していました。

余談ですが、母は「こどもの一生」のチケット目当てで先日ファンクラブに入りました。
聡ちゃ〜ん!
聡ちゃんの個人仕事がファンクラブ会員増やしてるよ〜!!

関連して純米さんが「アイドルスイッチはあるんじゃない?」と質問したところ、聡ちゃんの回答。

そうですけど分かんないんですよね。今自分じゃない自分になってたなって、ステージでなるときもあるんですけど。多分憑依してるんだと思います。

怖いよ〜! 無意識にあんなにバキバキに踊ってるならそれはそれで怖いよ〜!! 以前Qrzoneでダンス中はゾーンに入るみたいな話をしていた記憶がありますが、そういうことなんですかね……。

コンサートといえば「コンサート含めて本番に弱いんですよ〜」なんて話していましたが、コンサートであれだけのパフォーマンスをしているのに本番に弱いという自己認識なんだ……と震えました。

「赤シャツ」で主演を務めた桐山くんのお話を聞けたのも嬉しかったです。特別桐山くんやジャニーズWESTのファンというわけでもないんですが、桐山くんの赤シャツには圧倒されたので……。

桐山くんは舞台が好きで緊張しないんですって。袖で出番を待つ聡ちゃんにアイコンタクトを取ったり、はけてくるときに純米さんに向かって頷いてきたりしていたそうです(笑)。貫禄だなあ。 

■桐山くんと風磨くんの違い

まさかここでグループの話が聞けるとは思いませんでした!

純米さん:グループにも菊池風磨くんいるじゃない? お兄ちゃん具合はどう違うの?

聡ちゃん:3人(=中島・菊池・佐藤)は10年一緒に仕事してるので、お兄ちゃんから友達感覚に近くなっていて。ある程度腹を割って話ができる。先輩感が減るんですよ。照史くんは先輩でも年上でもありますし活動のフィールドが違うので、照史くんの方がthe お兄ちゃん。メンバーは家族みたいな感じです。

純米さん:俺逆だと思ってたの。風磨くんや健人くんはお兄ちゃんで、照史はいとこくらいなのかなって(笑)。

実は私も純米さんと同じ感想でした(笑)。年上メンバーは家族としてのお兄ちゃん、桐山くんは職場のいいお兄ちゃんみたいな感じなんですかね。

■「こどもの一生」の話

今回聡ちゃんは八乙女光くんの代役での主演。発表を見た純米さんは「あああ大変なことになった」と思ったそうで、私もびっくりして何度もコメントを読んだのを覚えています。

なので今回、聡ちゃんの口から直接、引き受けるときの葛藤や「光くんがまた舞台に立っていただけるように、いいバトンをつなげるように終わらせられたら」というコメントを聞けたのはとてもよかったです。

私自身は今まさに中島らもさんの本の方を読んでいるのですが、今回は時代に合わせて変えているとのこと。セリフだけでなく役の職業やクライマックスの描き方も違うらしいです。うーむ、楽しみ。

純米さんによれば、最初にG2さんが中島らもさんに脚本を依頼したときに「今を描くもの、来年通用しなくていいもの」を求めたんだそうです。そう思うと時代に合わせて伝わるように直す必要があるのも分かるなあと思いました。

役でいうと、聡ちゃん演じる柿沼は年齢を25歳に下げて上演されます。「いまだに柿沼が掴めていない」と話していましたが、きっと幕が開く頃には何かを掴めているんじゃないでしょうか。「赤シャツ」の武右衛門がよかったので期待してしまっています。

共演者の方とのエピソードも面白かったです。初代柿沼の升毅さんがいらっしゃるのは聡ちゃんにとって学びが大きそうだなあと思いました。

朝夏まなとさんの「華やかな世界でやっているものも舞台で活きるから別物って考えない方がいいよ」というアドバイスは興味深かったです。ラジオでも話していましたが、聡ちゃん自身は割とアイドルスイッチをどう切るかについて考えているみたいなので、その辺りの落とし所が今回見つかるといいな。

また、できていない部分を共演者の方がカバーしてくださっているのを感じるとのこと。G2さんの話を理解できないときに升さんやタバタさんが通訳してくださるんだそうです。ということはちゃんと理解しながら進めているんだろうなあ。これまた学びが大きそうです。

実際、いざ稽古してみてやりがいは大きいとのこと。「稽古中上手くいかなくて悔しくて家に帰って泣いた」「悔しくて泣くのが初めて」という話があり、それだけの仕事ができてるっていいことだなあと思いました。聡ちゃんと同い年なので励まされます。

悔しくて泣いたことをネガティブに捉えていないのも素敵でした。「心が育つ感じがする」かあ。いい仕事ができてるんだろうなあ。

■「赤シャツ」と「こどもの一生」の違い

聡ちゃんのお話を聞いていて、かなり役者の自由度が違いそうだなと思いました。

「赤シャツ」のときは宮田先生が立ち位置もすごく決めてくださって。でも「こどもの一生」では自由に動き回ってほしいと課題をくださいまして。稽古中ですけどまあ動けない。フリーほど怖いものはないです。フリーに踊ってくださいも怖いです。

純米さんや聡ちゃんが話していた通り、観客としては動きすぎている役者さんってたしかに芝居がかって見えて気が散るんですけど(笑)、聡ちゃんの「じっとしてるのが怖い」もたしかになあと思います。棒っぽく見えないか心配になるだろうなと。

本番でその辺りがどうなっているか楽しみです。

「悔し涙から嬉し涙に変わったらいいですね」という純米さんのお話通り、まずは初日、そして千秋楽まで、無事駆け抜けられますように!