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うぐいすよ 雨降る季節(とき)に なぜに鳴く 墓に納まる 母を惜しむか
骨納め 南無阿弥陀仏 別れ告ぐ 傘を打つのは 母の涙か
四十九の 母亡き日々は もう過ぎた 父の笑顔よ いつ戻るのか
母の骨 納めて拝む 父の背が 雨の仕業か 震えて濡れる
三匹の 子猫見守る 猫の背に 戻らぬ母の 影が重なる
軒先に 花びらひとつ 散り落ちて 母の好んだ 色が哀しい