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【ゲームレビュー】古代のドラゴンと繰り広げる壮大な冒険!空中戦の新たな境地へ『Panzer Dragoon: Remake』

ゲームの概要と目的

「Panzer Dragoon: Remake」は、1995年にセガサターンで人気を博したシューティングゲーム「パンツァードラグーン」のリメイク版。リメイクに当たっては、原作の魅力はそのままに、現代のゲームファンにも響く、進化したグラフィックとプレイ感覚を実現しています。

このゲームのストーリーは、遥かな星で目覚めた古代のドラゴンと遭遇するところから始まります。主人公は、古代の銃を手に青いドラゴンに導かれ、プロトタイプドラゴンが謎のタワーに到達するのを阻止する使命に挑むことになります。

ゲームメカニクス

ゲームメカニクスの面では、オンレールシューティングが特徴的です。プレイヤーは自由に動き回るのではなく、決められたルートを進んでいきます。青いドラゴンに乗った主人公は、前方はもちろん、後方や左右から現れる敵を撃ち落とすことに集中します。敵は360度どこからでも襲ってくるので、注意深く銃を操る必要があります。また、銃には通常ショットとロックオンショットがあって、それぞれの使い分けがゲームのカギを握ります。通常ショットは連射可能で、ロックオンショットは一度に複数の敵を狙えるけど、チャージが必要だから、使いどころが大事というわけです。

良かったポイント

良かったポイントは以下の3つです。

1.グラフィックの美しさと臨場感

高解像度にリメイクされた古代文明の世界は、色彩や光源、影などが豊かで、見ているだけでも楽しめます。ドラゴンや敵の動きや表情も滑らかで、迫力があります。

2.ストーリーと世界観

古代文明の歴史や文化、ドラゴンの起源や種類、タワーの目的や機能など、興味深い設定が散りばめられています。しかし、これらの設定は、明確に説明されず、想像力に委ねられています。

3.ゲームメカニクスの改良と選択肢の豊富さ

コントロールには、新たにフリーエイムモードが追加され、より細かく敵を狙えます。難易度には、新たにハードモードが追加され、より挑戦的なプレイができます。

気になったポイント

気になった点は以下の2つです。

1.ゲームの短さとやりこみ要素の少なさ

このゲームは、7つのステージをクリアするだけで終わってしまい、1時間ちょっとで全て見ることができます。やりこみ要素としては、難易度やコントロールの変更くらいで、新しい要素や報酬がありません。

2.ゲームの操作性と難易度のバランス

このゲームは、オンレールシューティングというジャンルの特性上、操作性が重要です。しかし、操作性はやや悪く、敵の動きに追いつきにくいです。また、難易度のバランスも、ノーマルモードは簡単すぎて、ハードモードは難しすぎて、中途半端な感じがします。

総評

総評としては、「Panzer Dragoon: Remake」は、原作のファンだけでなく、新しいプレイヤーにも心からおすすめできるゲームです。 古代文明の遺産と自然が織りなす荒涼とした美しい世界を、ドラゴンに乗って飛び回る感覚は他では味わえないでしょう。また、オンレールシューティングというジャンルも、今のゲーム業界では珍しく、その魅力を存分に引き出しているとかんじます。敵を避けながら撃ち落とす快感は、本当に爽快。現代の技術で進化したグラフィックやプレイ感覚が、ゲームを一層楽しいものにしています。

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