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買い物日記: Stutterheimのレインコート

生まれて初めて少しお金に余裕があるので、素敵なストーリーを持つブランドのほんのちょっと良いものを買って、それがその人たちへのささやかな支援になったらいいなと思っている。

と言い訳して毎月何かしら安くはないものを買っている。

というわけで今月はスウェーデンのブランド、Stutterheimのレインコート MOSEBACKE を買いました。€285、日本円だと3万5千円くらい。Stutterheimのコートは全部ハンドメイドなので、そう思うと安い。

ダブリンはよく雨が降るし、風が強すぎて傘が役に立たないことも多いので、可愛いレインコートがあれば雨の日も憂鬱にならないんじゃないかと思って。

そして大正解。これが届いて以来、こんなに雨の日を待っていたことはないっていうくらい雨を待っているのに全然降らないので、雨降ってないけどコートとして着ている。だって可愛いんだもん。

サイズはXXSにしました。丈がもうちょっと長い方が好みなので、大きいサイズにして袖をまくってもよかったかも。まあでも袖がほんのちょっと長くて、あとはわりとぴったりなので気にいっています。

すでに他の色も欲しい。グリーンと赤も可愛すぎるのではないか。

このブランドは、FounderのAlexander Stutterheimが大好きだった祖父の古いレインコートを小屋で発見したことがきっかけ。おしゃれで実用的なそのコートをすぐに気に入って、これをアップデートとして現代に甦らせられないかと考えてプロトタイプを作りはじめたそう。

このストーリーも素敵だけど、私はAlexanderの "MELANCHOLY AND CREATIVITY" というタイトルで書かれた文章に惹かれたので買いました。

"Being melancholic is an essential part of being a human being. If we try too hard to get rid of melancholy it’s almost like we’re settling for a half-life. To embrace melancholy is ultimately to embrace joy."

これから雨の日はこの可愛いレインコートを着て、メランコリーな気分を抱きしめたいと思います。