意見がないということ
霊魂について対話した。単純化するならば、いわゆる「死後どうなるか」というような話だ。話していて、頭が真っ白になる。そんな感覚を久しぶりに覚えた。
私は、死後の世界について意見がない。「保留」という態度を取る。
みんなの意見は興味深い。死んだ瞬間に無になるとか、何かに生まれ変わるとか、真っ暗闇になるとか、魂が浮遊しているとか、光に包まれて世界と1つになるとか…。それらの発言を受けて、映像では何となく想像できるのだが、どれもまったくと言ってよいほどリアリティが持てない。霊魂について、私にはこれという主義主張がない。
死後のことは、誰一人として生きて経験した人はいないので、よりどころとなる情報があまりにもなさ過ぎる。期待か、不安か、妄想か。または何らかの思想、哲学、宗教に立脚しなければ、死後の世界に意見を持つことなどできないのではないだろうか。
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