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ワークワークバランス

ワークライフバランスのように「仕事」「家庭」「趣味」と、人生の時間をケーキのように切り分けるのは現実的ではない。そんなことができる人間は、システムを無視できるだけの自由を手にしているか、完全にシステムの歯車になっているに違いない

ワークアズライフと頑張り屋さん

「楽しく、いきいき、成果も出す」なんてことを考えると、落合陽一氏が提唱するワークアズライフ(仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味という考え方)のほうがしっくりくる。

しかし、これは「ワークとライフを分けるか、それともライフとしてのワークなのか」といった、そもそもの仕事に対する考え方と時間の捉え方に関する話である。

単純に「ワークアズライフだよね」というようでは、ただの頑張り屋さんになって疲弊し、自身の才能を責め、鬱っぽくになるだけだろう。

趣味と呼ぶのか仕事と呼ぶのか遊びと呼ぶのか何と呼ぶのかはさておき、それらの活動(ここではワークで)に、どれぐらいのバランスでエネルギーを注ぐのかはよく考えなければならない。誰かから降ってくるものに120%に応えるというのでは、「AIほどは働けないが一般ピーポーよりは働ける」という最も使い勝手よく使い倒される不健康な生き方である。

ワークがとっ散らかる

ワークアズライフを健康的に体現するためにはワークワークバランスワーク、つまり、ワークとワークのバランスが大切である。

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