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干渉ライン:煙たがられるのはもう終わりにしよう

自分が干渉されるのはイヤという人は多いにも関わらず、他者には干渉したがるという人は大勢いますよね。人間とは喋る矛盾のかたまりのようです。

人が干渉されている場面を見つけるには、金髪の人を見つけるよりも簡単楽勝という有名な話があります。それぐらい、他者への干渉が日常茶飯事に行われているわけです。

人はなぜ干渉するのか

さて、今日は「干渉」について考えてみたいと思います。具体的には、干渉するラインをどこに引くか?という話です。

まず、干渉の辞書的な意味を確認しておきましょう。

干渉
1 他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること。「他人の生活に干渉する」
2 国際法で、一国が他国の内政・外交に、その国の意思に反して介入すること。「武力干渉」
(出典:大辞泉)

人は、なぜ他者を干渉するのでしょうか。

言葉の意味からも、「自分の思い通りに相手を動かしたいから」ということに行き着くと思います。

相手を動かしたい動機はさまざまです。

自分や他者の危険、損害を回避したいとか、自分に何か有利になるようにしたいとか、または、純粋に自分の思い通りにしたいというSっ気かも知れません。

ただ、善意や悪意を問わず、自分の思う通りに相手を従わせることを希望し、干渉していることには違いありません。

干渉は「どこまでいっても自己都合」という大前提を忘れてはならないと思います。


干渉の背景

干渉するにしても、「干渉したい」と「干渉せざるをえない」という違いはあるでしょう。

メンヘラな方はパートナーをとことん「干渉したい」でしょうし、保護者が子どもを「干渉せざるをえない」というような状況など、なんとなく想像できますよね。

私としては、干渉ゼロの状態が理想的だと思っています。

「きれいごとを言うな」と怒られそうですが、まさにきれいごとです。人間たるや、存在そのものが干渉になりうるので、ゼロというのは到底難しい。無理というものです。

それでも、私は干渉ゼロを目指したい。営業部の売上目標とか契約件数のような定量的な話ではなく、もっと質的なことを言っています。つまり、他者への干渉は最小限にするような心構えで毎日を過ごすという意味です。

そう主張する理由は、私が聖人君子だからではありません。単純にコスパが悪過ぎるからなんですね。

干渉 3つの結末

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