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回転

最近、回転することの大切さを感じています。

何の回転かというと、「関心事」の回転です。

情熱を傾ける先を回転させていく。

たとえば、私は中学生の頃からバンドをやってきました。34歳の今まで、途中休憩をはさみながら約20年。

最初は、ベースを弾いていました。高校卒業後、ボーカル。さらに、ギターを始めました。最近、シンセサイザーに挑戦しています。必要に駆られてというのもあるけれど、「やってみたい」という好奇心がそうさせている部分が大きいです。

「ベースを極めよう」とか思っていた青年はどこに行ったのか。どこにたどり着くのか、分からない。

でも、どんどん視野は広くなっています。

これは、バンドの話。もっと大きな意味で自分の関心事の移り変わりを思い起こしてみます。

妄想にハマって、友だちと会うことにハマって、パンクにハマって、バンドにハマって、異性と遊ぶことにハマって、酒を飲むことにハマって、みんなで集まって大人数で遊ぶことにハマって、勉強にハマって、読書にハマって、ビジネスにハマって、サウナにハマって、ブログにハマって、仏陀にハマって、と人生の中で、関心事は移ろい続けています。

次の関心事に向かうとき、昔の関心事は冷めてしまうものもあれば継続していくものもある。冷めたものが、ある日を境に再燃することもある。

そんな感じで、何か1つを突き詰めることもなく、その時々の関心の赴くままにエネルギーを注いできました。

1つのことを継続できないせいか、何も形にならなくて、不安な日々を送っていました。でも、30歳ぐらいになると自然と花開いてきました。

一見ムダに見えるようなことも後の活動にちゃんと効いている。螺旋階段のようにぐるぐる回りながら、上昇している感覚。

バンド活動のために覚えた動画編集のスキルが5年後の仕事に活かされたり。バンドでステージ慣れしていることや動画編集ができることからYouTube投稿もすんなり始められたり。歌詞を書いていたことから、noteで文章を書くことにも抵抗なく取り組めています。

そして、今行なっている会社経営、noteで文章を書くこと、YouTubeで話すこと、シンセサイザーの演奏が、この先の人生のどこかで何かに活かされていくのかもしれない。そう思うと、安心して活動に打ち込むことができます。

そこに大した打算はなく、やりたいからやる、楽しいからやるというマインド。日々遊んでいるようなものです。

こうして、経験を血肉にしながら生きていくのです。

みんな、小難しいことを考えすぎているような気がします。悩んでばかりで手足が止まってしまうのは、本末転倒。

必要なことは、エネルギーを解放して、ただ、ただ、転がっていくだけ。転がった先に明日が待っています

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