不屈の精神

好きか嫌いかはさておき、不屈の精神を持って何かを成し遂げる人は尊敬に値する。何より、成し遂げたという分かりやすさもあるし、それまでの険しい道のりもある。

不屈の精神を持って歩んできた成長の過程が、まだ何者でもない私たちの、今チャレンジの真っ只中にいる私たちの心を打つのだと思います。

もし成し遂げたいことがあるとして、それを実現するために大切なことはなんでしょうか。

いろんな考えがあるでしょうが、私は「続けること」だと思っています。

ただ続けていればいいってもんじゃなく、成し遂げるという気概、何があってもあきらめないという「不屈の精神を持って続けること」が大切なんじゃないかと思うんです。

ようは、「ネバーギブアップ！」という事なんですが、これだけだと講演会を聞いた後の中学生の感想文で終わってしまうので、ここからは「不屈の精神」について少し考えてみたいと思います。

結論から言うと、不屈の精神を持つためには、才能より経験が重要だということです。

あきらめずにチャレンジする人って、生まれ持った特別な才能の塊のように見えることがありますが、多分そんなことはないでしょう。

二日酔いになっても、またしばらくしたら酒が飲みたくなるように、通常の人間の意志なんて大したことはないのです。

仮に意志の力で禁酒に成功したり、ダイエットに成功したり、何なら事業に成功したとします。でも、ビジョンなきそれは、ある日突然モチベーションが根底から揺らぐものです。モチベーションを失ったとき、急に酒に走ってしまったり、会社を破産させてしまったりするわけですね。

やはり、決して折れない不屈の精神を持つことというのは並々ならぬものを感じます。