過去 こびりついて
私にとって「なんと愚かな」と思ってしまう誰かの行動も、他の誰かの視点に立てば何らおかしくない、むしろ真っ当であると思えることもあるでしょう。
私は、よかれと思って他者に干渉しないようにしているわけですが、中には干渉されないことを「冷たい」ととらえる人もいるようです。
育ってきた文化やそれぞれが置かれている状況が、価値観として色濃く反映されているように思います。
「今」の自分の頭で考えたと思っていても、「今まで」経験してきた自分の頭で考えてしまっているわけですから当然といえば当然です。
私は、比較的物事にとらわれないほうだと思いますが、それでも十分過去に縛られています。
たとえば、体育会系のノリを嫌悪しているのは、確実に中学時代の地獄のようなサッカー部での日々が影響しているでしょう。
もし、あの3年間が心地よい体験だったとしたら、体育会系を今頃絶賛していたかもしれません。
思考までもが経験にとらわれていると、ある日パラダイムシフトが起こって、突然断罪される日が来たりする。こびりついた過去を時々チェックし、自分を理解することが大切だと思います。
企業の方々と話をしていると、「最近は社会が厳しいから、昔みたいにガツンと言えないですからね」という話がよく出てきます。
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