24/3/14 絹谷幸二 天空美術館
今回は、2月の大阪旅行で訪れた絹谷幸二天空美術館の感想について述べる。あくまで自分のアウトプット用、美術知識もない点はご容赦いただきたい。
絹谷幸二について
絹谷幸二は、日本の洋画家である。1943年、奈良県に生まれた。若い頃から東京の荒削りで先進的な文化に憧れていた。その後、イタリアに渡り、刺激を受ける。39歳で新しい画風に挑戦する。
1970年代、多くの日本の若者芸術家はアメリカの現代アートに注目していた。だが、絹谷さんはその流れに乗らなかった。1971年、絹谷はイタリアへ行き、人類最古の技法であるアフレスコ(壁画技法)の習得を志した。
このエピソードを聞いて、周りに左右されず、自分の極めたい道を極めるという点が、素敵だと感じた。
作品
作品を見た時の第一印象は、技術がすごい、だった。展示室は大きく分けると、「青ゾーン」と「赤ゾーン」に分かれており、私は青ゾーンから回った。青ゾーンは、繊細な輪郭の書き込みと、金や純色を使った派手な色味で、インパクトが強かった。
赤ゾーンに入ると、作品からは技法がすごい、という印象とともに、絹谷さんの思いがよく伝わってきた。ピカソのようなキュビズム的な作品や、立体の作品があったことが印象に残っている。どれも、感情が伝わってきた。
私が1番覚えているのは、イタリアを描いた作品である。絹谷さんは、イタリアで大きな刺激を受けたというが、その感動や愛おしさ、郷愁のようなものがよく伝わってきた。
まとめ
絹谷幸二の生い立ちや作品に関する説明が充実しており、全体的に初心者でも見やすい美術館であった。また、グッズの販売も行っている。私はイタリアを描いた作品が好きすぎて、ポストカードを購入して帰ってきた。
力強い作品ばかりで、エネルギーをもらった。平面から立体と、技法が幅広いうえ、作成された年代ごとに作風も違い、見ていて飽きなかった。
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