24/6/14 得意なこと

今日は100名ほどのお客様が来るイベントだった。準備時間の指示、表彰状の介添、司会など、いくつかの役割があった。ゼミナール時代にイベントごとは何度も失敗していたので自信はなかったが、「今日は邪念を払ってイベントの成功のためだけに動く」と決意して、1日向き合った。

イベントの最後の懇親会では、お客様や上司から、司会がよかったと褒めてもらえた。声が明るく、目立たずに盛り上げることができていたらしい。上司に言われた、「意外と君面白いね。事務作業はダメなとこあるけどチラシ作らせたら早いし、司会うまいし」と言う言葉が、印象に残っている。

司会は、もちろん準備した。シナリオも作って、何分くらいで読めるかを測って、長さの融通も利くように考えて。
だけど、私からすれば、たしかに今日は特段と集中したが、普段から一生懸命やっている。だけど、評価されやすいことと、されにくいことがある。
たぶん、これが得意、不得意なんだと思う。

大学時代のゼミの先生はよく、「今の若い人はこれが得意、これが苦手と自分で決めて、それに基づいて仕事をしぼりたがるが、それは違う。得意、不得意は周りの人が分かるものだ。それも、何事も一生懸命やった先で、やっと、得意、不得意が見えてくるのだと。先生は、養老先生が好きだった。

私はこの2ヶ月半、仕事をがんばってきた。その中で、評価されやすいものは、やはり得意なのだろう。
まず褒められたのはチラシ作成。これは母親も得意だから、おそらく遺伝。昔から、特段上手なわけではないが、絵を描くのが好きだ。おしゃれな人や小物を見るのも好き。
そして、今日のセミナーの司会。今日の司会で求められたのは、淡々と論理的に説明する力じゃなくて、聴講者をワクワクさせる、気分をプラスに動かす力。明るい声だと言われたが、私は音楽が好きなことも関係しているのかもしれない。なんとなく、音の持つ印象がわかる。歌うのも好きだ。好きな音楽は、マカロニえんぴつ、スーパービーバー、ゲスの極み乙女、サザン。それからボンジョビ、クイーン、ニルヴァーナ。心を揺さぶるような音楽が好きなことが、生きたのかも。

苦手だからやらない、と言うのは違うと思う。それじゃ自分の可能性を狭めちゃうから、とりあえずやってみる、というスタンスを持っている。そもそも、今日の司会だって、やりたくなかった。人前なんて緊張するし、事務作業みたいな裏方の方が合っていると思ってた。けど、周りの評価は反対だった。やらないと、わからない自分がある。

けれど、自分の得意不得意がわかってきたら、力を入れるべきは得意なことだと思う。弱い分野で戦っても、勝てない。勝負を仕掛けるのは、いつだって自分に有利な方がいいに決まっている。

そんなこんなで、自分の得意なことを感じられた、イベント運営だった。大変だったけど、やってよかった。

デザインの勉強、途中でやめちゃったけれど、もう一度やろうかな。職場のデスクをおしゃれにするのもいいかも。お気に入りの色に。 
音楽は、ちょうどサークルOBでの発表に誘ってもらえたし、ギター再開しよう。あとカラオケは好きだから、たまに行こう。

それでいうと、私は高校生くらいのころまで、英語と日本史が得意だったな。他の教科より点が取れた。英語は苦手意識ができちゃってるけど、インバウンド客も多いことだし、また勉強してみたら伸びるのかも。歴史も、得意なつもり、好きって言う感情はあまりないけれど、何かに活かせないかな。

仕事だと、どうだろう。趣味をそのまま仕事にするのは難しいけれど。例えば動画編集とか。ハンドメイドとか。

自分の得意の伸ばし方を考えるのは楽しいな。

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