Q4 学歴フィルターはある?【3分でわかる公務員試験】
皆さん、平和にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。あなたの隣人、筒井夢人です。
今回はですね、「公務員試験に学歴フィルターはある?」こういうやや挑戦的なテーマで話をしてみたいと思います。
というのは、受験を考えてらっしゃる皆さん方からすると、学歴フィルターがあるのか?あるいはもっと言うと、学歴が影響を及ぼすのかどうか?というのはやっぱり関心事だと思うんですよね。
もしも学歴フィルターがあるということになったら、「せっかく頑張って勉強してもムダになっちゃう。だからそういう思いはしたくない!」ということで、気になるのも当然だなと思うんですよ。ですので、私なりの考え方をご案内しようと思うんですけれども。
まずですね。学歴フィルターがあるのかどうか?という話をする前に、「フィルター」って何ですか?という話をしたいと思うんですけども。
これは要するに、「ある学歴を超えてこないと合格することができませんよ」とか「受けること自体ができませんよ」とか、そういったものとして学歴フィルターというものを定義しておきたいと思います。そのフィルターを突破しないと、もう合格できません・受かりません。そういうものだということですね。
学歴フィルターをこのように定義するのであれば、私は、公務員試験には学歴フィルターはないと思います。すなわち、ある学歴を超えてないともう合格できませんよとか、絶対に落ちますよとか、そういったものは基本ないと思いますね。
ただ、1点だけ。1組織だけ例外がありまして。
それは何かと申しますと、国家総合職ですね。特に国家総合職の中でも、いわゆる上位官庁と言われるようなところ。
例えば、財務省とか外務省とか経済産業省とか。他にも、警察庁とかも含めていいと思いますけども。国家総合職でそのあたりの官庁訪問に行くということになった場合には、フィルターはあるかもしれないなというのは感じます。
ただし、国家総合職を除いた、おそらくこれを聞いている多くの皆さん方が想定している自治体あるいは組織においては、学歴フィルターは存在しないと考えて大丈夫だと思います。
ただ、重ねて申し上げておかなくてはならないのが、だからといって学歴の影響がゼロか?と言われると、そういうことじゃあないよねということなんですよね。
すなわち、学歴フィルターはないから受ければ受かることはできるんだけれども、それでも学歴が多少なり影響を及ぼしてるんじゃないのかな?というのが私の感覚であります。
ただ、これ申し上げておくと、関東の自治体ですね。特に東京の自治体では、この影響を感じることはほとんどありませんね。すごくフラットに見てくれているなという感じがします。
例えば、東京都庁でもそうですし、特別区でもそうですし、都内の色々な自治体ですよね。こういったところの合格者を見ていても、学歴が影響を及ぼしているなという感覚を抱いたことは、あんまり僕自身はないですね。
じゃあどこで影響してるんですか?って話なんですけども。
これですね。地方になればなるほど学歴が影響してるんじゃないか?という印象は確かにあります。すなわち、東京から離れれば離れるほど、学歴の影響が顕在化しているなという印象は確かにある。
この学歴の影響といったときに、もちろんそれは一義的には「大学」ということではあるんですけども。
ただ、地方に行けば行くほど、田舎に行けば行くほど、これ私の体感ではあるんですけれども。大学のみならず、どこの高校を卒業したのか?というのがインパクトを持ってる気がするんですよね。
すなわち、例えば大学はそんなに有名な大学じゃないんだけれども、高校がいわゆる地元の進学校。これってどこの県もあると思うんですよ。その地元の進学校。まぁここ行ってたら結構すごいよねみたいなのってあるじゃないですか。そういうのがパワーを持ってるなという印象を僕は受けますね。
ということでもあるので、地方に行けば行くほど、田舎に行けば行くほど、学歴の影響はゼロではなくなってくるなという感じはあります。
ただし、例えばこれを聞いている皆さん方が、関東、特に東京の自治体・組織を受けていく場合には、その影響はほとんどないものとして考えて大丈夫かなと思います。