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3回目の受験で合格|週1回の添削&ミーティングでペースを作ってレベルアップ|2023年合格体験記⑺

司法試験受験回数

3回目

受験資格の区分を教えてください。

法科大学院卒業(既習)

1.オンライン添削を利用したきっかけを教えてください。

私は、ロースクールを修了して1回目の受験で成績上では合格まであと少しのところだったので、頑張れば翌年には合格するだろうと思っていました。

ところが、翌年の2回目の受験ではさらに順位が落ちて不合格となり、成績表が来ると論文の評価が前年より全ての科目で下がっていたのです。これには自分でも驚くと共に、それなりに1年間頑張って勉強してきたつもりだったので本当にショックでした。

そこで、今までの勉強のし方が間違った方向に進んでいたのではないか、そもそも自分では書けているつもりでも論文の書き方がおかしいのではないかと思い、信頼できるプロの先生に答案を見てもらいたいと考えました。

初回のミーティングで安田先生はとても優しい印象で、押し付けない感じが私に合っていると思ったので、先生の添削を受講することに決めました。
そして、ちょうどその年に安田先生の添削を受講して3回目で合格された方の合格体験記を見て、私も後に続きたいと思ったことも大きいです。

2.オンライン添削の「添削」は合格の役に立ちましたか?

大変役に立った

3.[2.]のように回答した理由を教えてください。

私の場合は毎週決まった曜日と時間に週に1回答案を書いて提出し、ミーティングでフィードバックをもらい添削を受けることで、日々の勉強のペースメーカーにしていました。

安田先生の添削は、一文ずつ問題がないところは「OKです。」と書いてくださる一方で、表現がこなれていないところ、論じる順序がおかしいところ、意図がわかりにくいところ、説明が不十分であるところ、内容を再度確認すべきところ等、なぜおかしいのかを的確に指摘してくださいます。

そして、毎回答案を書いた後に自分で気付いた点を含め添削コメントで指摘された点を意識的に改善していこうとするうちに、一度読めばなるべく言いたいことが分かるように、読み手を意識した答案を書くようになっていきました。

4.オンライン添削の「個別ミーティング」は合格の役に立ちましたか?

大変役に立った

5.[4.]のように回答した理由を教えてください。

個別ミーティングでは、事前に質問をチャットに挙げておくことでまとめて疑問が解消でき、時にはそれについてよく書いてあるお勧めの書籍を紹介してくださいます。それにより勉強していて行き詰まっても無駄に悩む時間がなくなり、効率的に勉強を進めることができました。

過去問を解いていて他の受験生もつまずきやすい点やわかりにくいところは、その都度レジュメ等を使ってレクチャーしてくださるため、ややこしい部分の整理にとても役に立ちました。また、問題文の分析のし方や書き方において、重要な視点やちょっとしたコツみたいなこともその都度出し惜しみなく伝授してくださるので、それらも全て手帳やノートにメモして覚えておくことで自分で勉強する際の大きな足掛かりとなりました。

さらには、勉強の内容面だけでなく、メンタル面もフォローしてくださったのがありがたかったです。何か悩んだらミーティングのときに相談でき、必ず最後までみてくれるという安心感があったので、2回目受験の時より不安にならずに淡々と勉強を続けることができました。

6.(他社の添削を利用したことがある方はご回答ください。)オンライン添削と他社の模試・答練の添削の違いを教えてください。

まず、他社の模試・答練では添削者がその都度変わるため、添削者によって違う考え方や書き方だと矛盾した指摘をされ、混乱することがあります。他方、オンライン添削は毎回安田先生に最初から最後まで添削していただけるので混乱することもなく、添削コメントについてわからないところがあれば個別ミーティングで後から質問することもできます。

次に、添削の内容面についてですが、他社の模試、答練では直近の合格者が採点シートや解答に沿って採点することが多いため、そこからずれていること、解答をみればわかるようなことを指摘されることが多かったように思います。

他方、安田先生の添削は上述のように表現のし方に問題があるのか、内容面の理解が伝わりにくいのか等一文ずつチェックして、自分の書いた答案とは別の文書にまとめて送ってくださいます。そのため、どのように直せばよくなるのかが一目瞭然に分かり、復習しやすかったです。

あとは、私が気にしすぎだったのかもしれませんが、答練だと添削者によってたまに傷付くようなコメントが書いてあることがあり、不安な受験生にとってはやる気が阻害されてしまうことがあります。ですが、安田先生の添削は全くそのようなことはなく、むしろ毎回応援していただけるので、安心して受講することができました。

7.オンライン添削受講開始後、試験対策の進め方で変化したことを教えてください。

受験2回目までは過去問等の問題を解き、出てきた論点についてその都度予備校本で論証を確認し暗記するという方法をとっていました。不合格後の自己分析の結果、典型論点のところで全く筋が違うことを書いていたり、現場思考的な問題も条文から考えずその場でたまたま思いついた構成を書いたりしていたことがわかりました。

そこで、3回目受験に向けては、まずはAランク論点について、判例集の事案から読んで自分で当事者関係図を書き、条文から考える癖をつけるよう訓練しました。判例集を問題集のように使うイメージです。そうすると、一見遠回りのように見えて、今までよくわからず暗記していただけだった部分の理解が深まり、だんだんと法律の勉強が楽しくなっていきました。

オンライン添削については、上述のように私は週に1通答案を書いて添削を受けることで勉強のペースメーカーにしていました。週に1通にしたのは、それだけは絶対に試験まで休まず提出すると決めたからです。もちろん答案は自分で週に2、3通書いたこともありましたが、ハードルを低くしてもいいので最後まで続けたことで自信となりました。

復習のやり方としては、過去問を解いてできなかったところや、先生とのやり取りでよく整理できていないと思った部分はその都度基本書や判例集等に戻って基本から確認するようにしました。また、各科目反省ノートをつくり、答案を書いてみて自分で気づいた点、ミーティングや添削コメントで先生から指摘された点等を科目ごとにまとめておき、次回以降答案を作成するときに意識的に修正できるようにしました。

精神面では、受験だからといってあまり自分を追い込むように勉強すると辛くなってしまうので、休むときは休み、外を歩いて日光を浴びたりして、気分転換の時間も取るようにしました

8.オンライン添削はこれから試験を受ける受験生にお勧めできますか。

大変お勧めできる

9.上記のように回答した理由を教えてください。

安田先生は一緒に合格まで走り抜けてくれるコーチのような存在だと思います。一つの決まったやり方や考え方を押し付けることなく、一人一人状況にあったアドバイスをくださるので、それらを色々と試していくうちに自分の勉強スタイルを確立していくことができると思います。

答案の書き方に不安があるという人はもちろん、このままの勉強でいいのか悩んでいる人は、是非オンライン添削を受けて先生を信じてついていってほしいです。

10.オンライン添削を利用している又はこれから利用しようとしている後輩受験生にエールの言葉をお願いします。

受験生は、自分は本当に合格できるのか、こんなに勉強しても本番で失敗してしまったらどうしよう、と不安で胸がいっぱいになってしまうことがあると思います。私も毎日そうだった時期がありました。しかし、先のことを心配していても必ず試験の日は来てしまうので、あまり考えずに今日一日のこと、目の前のできることを精一杯やろう、という気持ちで頑張ってください。

それでもやっぱり人間なので、長丁場の中思うように勉強ができなかったり、精神的に辛いときもたくさんあると思いますが、そのようなときはいったん立ち止まって休んでも大丈夫なので、法律家になった自分をイメージしながら最後まで勉強を続けていってほしいと思います。

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