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“靴然とした顔つき”の履き物。
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Post Production
- Face Sandals -
MATERIAL: Fur Seal(オットセイ)
COLOR: brown
Construction: Bolognese Mckay
SIZE: 4(24-25cm) / 5(25-26cm) / 6(26-27cm) / 7(27-28cm)
PRICE: ¥59,400-(tax in)
※受注会時と「サイズ表記」に変更が御座います。寸法等実物に変化は御座いません。
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「“靴然とした顔つき”の履き物。」
そう表現される、ポスプロ屈指の今期新型。いよいよ作っちゃいましたサンダル。待ってました。
デザイナー甲斐さんにはデザイナーとしての強い信念と軸をもったパワーを履物から感じられる力があります。モノホンです。(上から目線をお許しください。)
拘りたい。ただ妥協もしない。こう作りたい。ならそう作れるようにすべてを拘る。それが今回試行錯誤の上で完成した、この”Face Sandal”なんです。顔のサンダル。“靴然とした顔つき”の。
以下引用します。
「これはたしかに“革靴”だ。そして、たしかに“サンダル”だ。」
こういう軽いものを作るから気軽に…とはならない。困った。靴の顔である甲部分しかないのだから、そこに集中すればいいのに、踵が気になる。つまり、履き心地が気になる。足当たりが気になる。エレガントかどうかが気になる。
結局はいつも大事にしている靴の肝「履き心地」と「見た目の上品さや整然」を無視して作れない。
裸足で履いて初めは靴ずれする、なんてのは嫌。今年はTear Pumpsしか履いてなかったから、ラムのライニングはやっぱりやめられない。
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「靴を作る」という行為はただ作るだけではない。物としての「美しさ」、履いた時の「感動」。更には日常を彩るような「心地」。全てを完全無欠で作り上げるという事は、相当な事だと思います。「何かを犠牲に、何かを手に入れる」ってよく言いますからね、基本は。
デザイナーの我儘を形にしたこちらは、ベルトはヌバックのライニング付きで踵を優しくホールドする。ライニングはラムレザーを採用しています。はい、エントレフィーノラム。滑らかで上品な高級感を感じられる心地が、皆さんの踵をそっと優しく包み込んでくれる。
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写真で圧倒的見た目を誇るアッパーデザイン。オットセイです。鰭脚目アシカ科の哺乳類。アザラシ革などのシールレザーと呼ばれる革の中で、最も上質とされるオットセイの革は、毛足が長いことからファーシールとも呼ばれています。しっかりとした厚みがあり、弾力のあるしっとり滑らかな吸い付くような手触りで、水にも比較的強くかなり丈夫な革です。波のように見える凹凸模様のシボが特徴で、使い込むほどに艶が増し、深みのある光沢へと変化していく、エイジングも楽しむことの出来る希少性の高い素材です。
そんな素材の迫力を活かしたオットセイの革はプレーントゥに。正直お店に置いているだけでその存在感は存分に発揮されます。ドレス顔の整然とした、凛としたオットセイ。ロマンあふれるサンダルには最高の履き心地もプラス。マッケイのボロネーゼ製法を採用。Tear Pumpsと同じ製法で心地は初手から抜群に軽快です。
先ほどもお話ししたライニング付きヌバックベルトが優しく踵を補強し、歩行面に懸念のない、クラシカルなデザイン。更にはホール穴を計6か所作成することで、履き馴染みによってサイズやフィッティングをご調整頂けるように。しっかり履き馴染めば軽く指で引っ張るだけでスッと中まで足が滑らかに入り込んでくれる設計です。
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ここまでの“靴然とした顔つき”の履き物を作りながら、心地はもはや最上級。ポスプロらしい、作りこみが着用から頭のてっぺんまで伝わってくる、素晴らしい履物です。夏を安パイに、妥協点に過ごしてしまっている人、きっと多いことだと思います。これくらい整然とした顔つきの「サンダル」を探されていた方々も多いと思います。唯一無二の詰まった履物はきっと「Post Production」にしかありませんよ。僕は面白さと造形美のかけ合わせから「オットセイのみ」の仕入れとしました。シュリンクカーフのキャップトゥも全国にて販売されております。お好きなほうをお選びください。ただ僕は断然オットセイ派です。楽しいから。
イシカワ
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MusterWerk Sud.
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