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夏の足元「番外編」
こんにちは。イシカワです。
今回は単純に格好いい入荷があったのでご紹介。
11月の受注会でご注文いただいた方々は、届き次第ご連絡差し上げておりますのでもうしばらくお待ちください。
うずうずする気持ち物凄く分かります。僕も受注しているので。
このnoteを読んでさらに気持ちを高めておいてください。
では。
Post Production
Re-lux
MATERIAL: calf
COLOR: d.brown
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ¥79,200-(tax in)
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今回はPost Productionの原点である「Re-lux」から2型のご紹介。
「どんな装いにもおさまりよく、いつでも締まった印象を演出してくれる。そんな一足が玄関にあれば最高じゃないか」。デザイナーの思いが直に伝わってくる“Re-lux”はそういった思いから作られた、思い入れの強いPost Productionにとっての一型目です。キーワードは「Relax&Luxury」。玄関で靴ひもを結びたくないというデザイナーの我儘は、このような形に実現されました。
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デザインのベースとなっているのは、ベルジャンシューズ。かつて、欧州の王侯貴族の室内履きとして親しまれていた靴らしいです。本来はヒールが低くスエードなどの柔らかい繊細な革を使い、ライニングや踵の芯を省いてくしゃっと履かせるものですが、“Re-lux”は本格的な外履き仕様に。履き口は広くスポッと履ける、それでいて小走りしても踵は浮かない。そんなフィッティングを実現するための木型を一からポスプロ側が設計したとのこと。メインとなる革は、肌理が美しく上品な艶が魅力の仔牛革「ベビーカーフ」。男性が履いたときの加重にも耐えられる、十分な厚みのある部位のみを厳選しています。
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アッパーの丸いモカシン縫いの飾りにはパイピングを施して上品で柔らかな印象に。ヒールは一般的な紳士靴より少し高い2.5センチに設定しつつ、テーパーを施しているので一層スラっとした足元になります。これがポスプロの魅力的な特徴。姿見鏡の前に立つ際には、ぜひ振り向いて後ろ姿も見てほしいとのこと。フェミニンさも踏まえながら曲線美という言葉が近いシェープの効いたフォルム。これほどまでに拘り抜かれた原点の一足。それぞれのディティールへのこだわりは、履いたときの空気感を演出するためのもの。男性とも女性ともつかない、頼もしさ・軽やかさ、かっこいい・かわいい、そんな二項対立の隙間をぬって、ただ凛として背筋が伸びる。そんな空気感を目指したとのこと。
「中性的」
良い面、悪い面洋服にはよく捉えられがちな言葉かもしれませんが、ポスプロの中性的は、「バランス」とか「中和性」みたいな物なんかじゃなくて、「二面性」に近い。”二項対立の隙間をぬう”それがモノづくりの表現という面においていかに難しいことでしょうか。ファッションに通ずる方が作るドレスシューズ。だからなのかと感じられることは、着用を通して肌から身体へと流れるように浸みこみます。人によって感じ方が違うからこそ面白い。それを分かった上で履いてみてください。今まで感じたこととは違った感想がポロっと口からこぼれてしまう素敵なローファーです。
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Esth Re-lux Mesh Brass Bit
MATERIAL: goat
COLOR: sand beige
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ¥85,800-(tax in)
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そしてこちらが今季入荷の
Re-lux "夏の足元番外編"。
形、作り、縫製、さらにはRe-luxに込めた思いは勿論原型と一緒。
毎年、夏になると暑すぎるが故にベージュカラーの靴が欲しくなる。
地面から立つ湯気みたいな蒸気。夏の砂浜。熱帯の砂漠。ああ、旅行に行きたくなってきました。
今回使っている革が「ゴート」。ヤギの革です。今回にはめているものはスエードとして使うゴートレザーで、その吟面(表面)はすっぴんの素仕上げ。マットな質感や綺麗なカーフの様な艶、とかではなくて悠久の砂漠や古来の洞窟みたいなものを連想させる乾いたベージュ。これほど美なシューズを作るブランドが生むこの素材ギャップは、真のエロさを感じます。
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何よりもメッシュですこれは。今回採用している”差しメッシュ”はすべて手作業で時間がかかるもの。細かい切込みを入れた革に、テープ状の革を上に下にと手作業で差し込んでいく。1足だからそれを2枚。細かい網目にしようと思うと勿論のこといっそう時間がかかる。もっと複雑な手作業のメッシュも存在するなかで、比較的単純な構造の差しメッシュでさえ、そのレベル。某有名なあのブランドでも見かける技法ではありますが、これをこの細かさで器用にこなせる日本の職人は浅草に一人とからしいです。
そんな複雑な差しメッシュ。今作はスエードを土台にスムースレザーのテープを通していくことで凹凸感の際立ったメッシュに仕上がっています。素仕上げのレザーなので色ムラや小キズがあって、ここまでのドレス顔に仕立てられることも珍しい一足みたいです。
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良いドレス顔。使っているビットもオリジナル作成の小ぶりなサイズ感だとか。リネンのセットアップとか、夏素材のトラウザー、スラックスとか、それこそ裸足ショーツとか。夏らしく組んじゃえばそれに応じた雰囲気になってくれます。メッシュだからとか流行りがどうとかじゃなくて気になるものを履いてみてくださいな。
イシカワ
MusterWerk
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