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なぜ面接で不合格だったのか【航空大学校】


はじめに


はじめまして。令和6年度の航空大学校入試を受験したものです。

結果は三次試験の面接にて不合格になってしまいました。

令和6年度の入試がラストイヤーだったため、航空大学校入学は叶わない目標になってしましました。不合格から約半年ほど経ち、心の整理もできたのでこの記事を書くことにしました。

結論から書くとなぜ面接にて不合格だったかはわかりません

面接中に答えに詰まった・的外れな回答をしたなど、明らかに不合格となるようなことはありませんでした。文系の就活も経験しており、面接は30回以上こなしてきたので大学生・院生などよりは面接慣れもしていたと思います。また、面接官の反応も良く、『完璧な回答が出たし面接もここで終了にしましょう』などと言われました。(正直、今まで受けた面接の中で一番反応が良かったです笑)
例年、面接で不合格になる方は、圧迫面接にて答えられない・詰まってしまったなどあきらかに原因がある方と聞いていいたので、なぜ不合格になったか、面接のみの観点から考えると見当もつきません。

そのため、結果を開示したときは悲しみと割り切れない心境になりました。一次試験の点数や身体検査にて不合格になる分にはしょうがないと割り切り、次へ進むことができると思います。
しかし、面接不合格というなぜ落ちたかが明確ではないものを受け入れるのは時間がかかり、半年経ってももやもやが残り続けています。

以下の内容は私のもやもやを晴らし、次の道へ進むために書くもので、ただの自己満足なので興味のある方のみ見ていただけると幸いです。
また、航空大学校からは面接不合格の理由は教えてもらえない・どのような人を面接で不合格にするかは開示されていないので、根拠のないことを書きます。受験者一人の感想だと思って見てもらえるとありがたいです。


簡単にプロフィール

なぜ面接で不合格になったかを考察するうえで事前に私の簡単なプロフィールを紹介したいと思います。

  • 令和6年度がラストイヤー受験

  • 私立文系出身(March未満)

  • 受験は3回目

  • 今回の受験結果:1次試験44位・身体検査 a判定(視力)

  • 航空無線通信士取得済み


なぜ面接で不合格になったか(推測)

1.面接の基準が変わった

まず、考えられるのが面接の基準の変化です。例年は、圧迫面接にて答えられない・詰まってしまったなどあきらかに原因がある方が不合格になると聞いていました。

しかし、今年はTwitterや他の受験生の様子を聞く限り、圧迫面接を受けたという方は少なく、例年とは基準が変化した可能性があります。そのため、質問にしっかり返答できていたとしても、何かしらの基準によって、この人は訓練についていけない・パイロットに向いてないと判断されてしまった場合、不合格になってしまいます。

今までは、面接は本当にやばいと感じる人を落とす最終確認程度の扱いであったが、今年からは就職面接のようになり、面接の重要性が上がった可能性があります。


2.年齢

正直、私が面接不合格を見てはじめに疑念をいだいたのは、年齢により落ちた可能性です。先輩方のブログを見ると、ラストイヤーで合格された方が1期の半数を占めていたりと数多くいらっしゃいます。しかし、今年の合格者から聞いた情報によると、今年はラストイヤーの合格者が極端に少ないそうです。

航空大学校は航空会社へ生徒が就職するときに、航空会社から一定のお金を受け取って成り立っています(学費が私立大学や民間の訓練施設より安いのはこのため)。そのため、航空会社へはできるだけ若い長く働けるかたを供給しなければなりません。

しかし、近年はコロナウイルスの影響もあり、訓練も延期されています。令和6年度の合格者の1期の入学時期は、次の年の2月と通常より約1年遅れていて、この延期は解消される目処が経っていません。また、入学してからも待機期間があり、長いと約4年在籍する可能性もあります。そのため、ラストイヤーで合格された方はパイロットして働き始めるのが30歳近くになってしまう可能性があります。

このようなことは航空会社からも望まれていなく、私立大学の医学部と同じ状況なので年齢の高い人を落とす可能性は全然あると思います。


3.学歴、一次試験の順位、身体検査の結果

最後に考えられるのが学歴、一次試験の順位、そして身体検査の結果を総合的に判断された可能性です。

航空大学校は高齢の方、体育会系の教官が多く、受験の申し込み方法、開示方法が全て紙+郵送だったりと昭和の気質、古くからある日本の大企業のような文化が結構残っていると思います。そのため、学歴を重要視していても不思議ではありません。私の面接では高校名まで聞かれました。

私が面接で出会った他の受験生は大半が早慶または上位国立の方でした。その方に比べると圧倒的に学歴が低く、しかも文系です。また、3回も受験しているため、学習スピード、効率が悪いと思われ、訓練についていけるか疑問を持たれても仕方ありません。また、身体検査もA判定であったため、訓練中に悪化して身体不適合になる可能性だって他の方より高いです。

私が面接官だったらできるだけ頭が良く、身体も健康である方を取りたいと思います。私は大学生活を勉強に捧げ、一次試験においてできるだけの高順位をとったつもりですが、上記の内容を総合的に判断され落とされた可能性もあると思います。


航空大学校を目指されている方へ

個人的に面接だけでは落とされた気が全くしないので、私の推測を好き勝手に書いてみました。面接の内容と上記の内容全てを総合的に判断して落とされたと感じています。

一つこれから航空大学校を受験されるかたへアドバイスをしたいと思います。できるだけいい大学へ行き、できるだけ早く航空大学校を受験することをおすすめします。上記のように、航空大学校はできるだけ長く働ける若い人・訓練についていける頭のいい人・できるだけ健康な人を求められています。

面接で不合格になってもなぜ落とされたかはわかりません。どんな理由で落とされたとしても不合格は変えられません。もし、年齢や学歴など試験とは関係ないことが原因で落とされたとしても証拠は何もありません。

そのため、後悔しないようにできるだけ早く行動を開始するべきだと思います。身体検査が不利な方は一次試験の点数やTOIEC、学歴などで訓練についていけることを証明するなどと、何かしら不利なことがあるなら、他の分野でパイロットに向いていると証明しなければなりません。

航空大学校は年齢制限があり、受けれる時間も限られています。後悔しないように今からパイロットになるべく行動を開始すべきだと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。


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