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リネン

リネンのシーツ
リネンのテーブルクロス

高級ホテルやレストランでの肌触りの良さに
二人で結婚してからゆっくり叶えてきた。

娘が生まれて最初のヨーロッパ海外出張から帰ってきたひろしが「リネンのブランケットシーツ買ってきた、肌触りがものすごく気持ちいいよ」と。

本当に肌触りが気持ちいいそのシーツのお値段が日本円で3万円だったことに息を呑んだ。当時リネンのシーツの金額も知らないし、そんなにお給料が高いわけでも、貯蓄がすごくあるわけでも、もちろん株で儲けているわけもなく、とにかく肌触りを優先して対価を払うひろしの考えが私には無くものすごく新鮮だった。「そういう選び方あるんだ、かっこいいな〜」と、思ったことを鮮明に覚えている。聞くと吉田家の物の選び方は見た目より理屈より質。その質は『肌触りの良さ』。義母が愛用するタオルも珍しい有名ではないもので、でも何か懐かしく心地よい。どこで見つけたのかと聞くと、薄く絞りやすくかつふわふわの肌触りのいいタオルを探して行き着いたそうだ。なんだかその義母のこだわりをひろしが受け継いでいるような気がする。

昨晩はベットシーツ交換をリネン素材へ変更。
買い替えたベットに合わせたシーツにリネンを用意したいと言ったのはひろし。コットンとリネン両方を用意した。
この夏はじめてのそのリネンシーツのお目見え。
「リネンってやっぱり気持ちいいね」と目覚めた朝。

「リネン専門店見つけた!」とひろし宣う。
ずっと白いリネンのテーブルクロスの思い通りのものが見つからなかった。

質の良いリネンのベージュのテーブルクロスとナプキンのセットは実父がベトナムのお土産に「お前が好きそうなもの見つけた。結構いいお値段するのだから大切に使いなさい」と贈ってもらったが、可愛い刺繍が施してあり、汚すと漂白できないことから特別な時にしか使えない。

という事で、いざとなったら漂白できる、真っ白なテーブルクロスをる求めて、いざリネン専門店へ。

あーだこーだとひろしがお店の方へ伺う。

話を聞くのはひろし。
質感を確認するのは私の役割。

いろいろな生地を触り、ホテルレストランでの心地よい質感を思い出す。
「似てるけどもうちょっと…うーんちょっと薄い?」
そしてようやく
「これだね!」と二人の意見が一致する一枚に行き着く。 

お値段を聞くと、お店の方が最初に薦めた布地の二倍。こういう時、小さい頃から家族に言われる「お目が高い!」のだと我ながら思う。
骨董店や実家にある値札のないもので「どれか欲しいものある?」の質問を受けて私があれこれ言うものは、全て質のいいものばかりらしい。「あんたの目利きは効きすぎて怖い」と小さい頃からなじられていたが、今日も目利きが効いたと喜ぼう。

オーダーの仕方を伺い、またサイズを測ってご連絡する約束をする。

お店を出て
「やっぱりさぁ、肌に触れるものは触って決めないと納得できないよね」とひろしがすごく可愛い事を言ってご満悦の様子が可愛すぎて…。

記憶に残したくてFacebookに残すことにする♪

#夫婦の思い出
#大切にしたい思い出

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