メルクリオ道

メルクリオ・C・アンジェロ。私の1番の推しであり大好きなキャラクター。

メルクリオは「白猫プロジェクト」というスマートフォン向けアプリゲームのキャラクターです。白猫プロジェクトはアクションRPGゲームで、2014年7月にリリースされて、今もバージョンアップされながら続いている。

私はこのゲームを友達に誘われて2015年の夏に始めた。当時は「あんたはきっとゼロキスが好きだよ」という友達の布教で、暇だしやってみるか〜とそこまで興味は持たずにとりあえず始めた。

ゼロキスくんも愉快で可愛い。


メルクリオ初登場

当時、“フォースターガチャ”という制度があった。白猫はレア度を☆(星)の数で表しており、☆1(メインストーリークリアで誰でも入手可能)、☆2、☆3、☆4(ガチャから登場)があり、☆4の通常排出キャラをフォースターと呼んでいた。
フォースターキャラはプレイヤーの投票によって入れ替わりを繰り返す。
メルクリオは“フォースター14th”にて初登場した☆4剣士キャラだった。

白猫のガチャは入れ替わりが激しく、残念ながら今のガチャからゼロキスくんは出ないと友人に教えられた。当時初心者過ぎて右も左も分からなかった私は、とりあえずガチャ画面に。メルクリオがいた。
ボイスが再生されるのだが、初見の印象は
「なんだ、このうるさいキャラ…」だった。
明らかに一人だけうるさかった。CVは水橋かおりさん。後からまどマギのマミさんなどを担当してる方と聞いて衝撃だった。こんなにうるさい少年声が出せる方なんだ…と思った。
当時の白猫のクエストは☆1、☆2、☆3でもまあまあクリア出来たが、やはり強いのは☆4キャラだった。ガチャを引き、メルクリオが出る。
最初は本当に「とりあえず☆4出た!やったー!」以外の感情はなかったはずだった。

メルクリオとのクエストは普通に楽しく、画面をタイミングよく連打してコウモリを飛ばし敵を遠隔攻撃するスキルがユニークで好きだと思った。
剣士という職業も扱いやすく王道で、私は面白いゲームアプリとしても白猫が好きになった。

白猫はキャラそれぞれに“思い出”というそのキャラを深掘りしたストーリーがあり、最後の思い出を解放すると“覚醒絵”と呼ばれる特別なキャライラストが閲覧出来た。クエストをクリアしてちまちま親密度を上げることでそれらは徐々に解放される。
今の白猫は親密度がすぐに上がるのだが(下手したら一瞬)、当時はとにかく時間がかかった。
そんな苦労の末解放したメルクリオの思い出のあらすじが以下です。

メルクリオは吸血鬼の少年。「夜の王」と呼ばれる先祖に憧れていて、夜の王が成した偉業の一つ「100人の花嫁伝説」を自身も達成しようとしていた。
メルクリオは吸血鬼であることに誇りとプライドがあり、人間を見下すところがあったが、人間であるアイリスという女性キャラに棺桶から起こされた直後に求婚を迫り、その後も何度断られてもアタックし続けている。(アイリスにはお似合いの男性がいるので叶わないのだろうと思われる)

笑い声がうるさい。
アイリスにはメル君と呼ばれている。

思い出には、メルクリオが「我の嫁になれ!」と尊大な態度を取ったり、「僕は吸血鬼なんだぞ!」と調子が狂うと子供っぽくなったりと、メルクリオが“実はまだ幼いが、憧れの吸血鬼のように振る舞いたい”という可愛らしさ、一生懸命さが良く出ていた。
また、女性にモテるためなら単純でチョロい。根は優しいのか反射的に素直に謝ろうとしたり、アイリスに危害を加えようとする“憧れの存在”に立ちはだかって歯向かうシーンもあった。
一言で言えば「常識人で噛ませなツッコミ役」といえると思う。
そんな格好悪い所も良い所も沢山見せてくれたメルクリオの覚醒絵は、素晴らしく格好良かった。びっくりするほどイケメンだったのだ。
あまりにも衝撃的で当時の事を良く覚えている。高校生の時、コンビニでのバイト前にイートインスペースでダラダラとパンを食べながらメルクリオの覚醒絵を見た。一人で非常に動揺した。二次元に触れていてこんなに衝撃を受けたのはアニメ・イナズマイレブン脅威の侵略者編・沖縄イプシロン戦の豪炎寺復活以来だった。放心しながらレジを打っていた。ネタバレなのでここでは見せられないが、ここに来て私はメルクリオが女性向きのキャラなのかなと気付いた。まんまと沼に嵌まった瞬間だった…。

キャライベ 王子たちの狂宴


白猫にはキャライベも存在する。簡単に言えばキャラ同士が交流するショートストーリーで、特に読まなくても良いが読めばもっと様々なキャラが好きになり楽しくなるといったものだ。
メルクリオにもキャライベが存在する。
それが「王子たちの狂宴」…。
メルクリオと、同じフォースター14th同期のエーベルハルトという男の子が合コンを開催するというもの。
独特な感性を持つ変わり者のエーベルハルトくんにメルクリオが散々振り回され、合コンはめちゃくちゃになり、人は入り乱れ、楽しいパーティーへとヤケクソ変貌していく…というストーリーだ。

綺麗なボケツッコミ
迫真ボイスなので是非聴いて頂きたい。

白猫がおふざけにも余念がない事を初心者の私は理解した。(それでも数ヶ月は困惑するレベルの独特のノリがあるが…)
メルクリオは面白い子だな、ネタも楽しいコミカルなキャラだなという認識が強まった。
エーベルハルトとのコンビもファンの間で人気だったように思う。私も好きだ。

2015年クリスマスガチャ


白猫には通常ガチャの他にイベントガチャがある。こちらは一斉に複数キャラが剣士や魔道士など別々の職業で期間限定で登場。全員が同時開催のイベントストーリーに登場する。
2015年のクリスマスのイベントガチャにメルクリオが出た。当時のこともよく覚えている。
ゼロキスを布教してくれた友人から今すぐ白猫のお知らせ動画を観ろと連絡があり、お風呂の中で見た。新しい装いのメルクリオが視界に入り、びっくりしすぎて湯船から出てもう一度浸かり湯船から出るを繰り返した(謎過ぎる)。

この頃もう既に途方もなく好きだった。
槍使い・メルクリオの新たな装いは、十字架を模した槍を背負い、聖職者風の純白の衣装に髪型も変えステンドグラスのような髪飾りとヒールを纏っていた。吸血鬼なのに?!皮肉なのか?!お洒落でとても品があり、本当に好きな衣装だった。

2015年クリスマス立ち絵

クリスマスのイベントストーリーは、童話の本の中にメルクリオたちが閉じ込められてしまう…。童話の登場人物の「あるある王子」と「まんぞく姫」とキャラたちが交流し、無事に物語を終わらせることで元の世界に帰るぞ!というストーリーだった。王子と姫には色々問題があり、キャラたちが解決の手助けをしていく。

このイベントにおいて、メルクリオは驚くほど真剣だった。ツッコミ役に加えてメルクリオの真面目な側面を沢山見ることとなる。

ひ、人に怒るメルクリオ?!
メルクリオはいつも怒られる側だと思っていた私は驚いた。こんな側面があるんだ…。
あまり口を挟まないようにしようと思っていたまともさも相まって、メルクリオのことをとても格好良いと思った。また好きになってしまった…。

2016年 白黒カフェ

白猫にもコラボカフェが存在する。
2016年には姉妹アプリの「黒猫のウィズ」と共同でコラボカフェが開催された。
今回のコラボカフェにはとんでもないものがあった。
描き下ろしの“メルクリオに壁ドンされる等身大パネル”だ。

私の姿を消しています。

凄くないですか?!?!夢がある…!!!
当日行った時は男女関係なく色んな人がメルクリオに壁ドンをされている面白い絵面が見れて楽しかった覚えがあります。(黒猫のウィズのユッカちゃんに壁ドンを出来るパネルもありました)(そっちもやりました)
しかも…

パネルの足元

メルクリオは壁ドンをした時の自分と相手の身長差を考慮して台の上に乗って壁ドンをしているという小ネタまであった。
こんなのもう、面白いし可愛すぎる。
本当に、たまらなくズブズブに好きだと思った。

2016年ホワイトデー

白猫は、バレンタインは女性キャラメイン(ガチャもあったりする)、ホワイトデーは男性キャラメインでキャライベを開催してくれます。
2016年は第2回目でしたが、初心者の私は初めてでしたし、まさかキャライベがあるなんて思っておらず。そこにメルクリオがいることも完全に不意打ちでした。

素肌の吐息ww ゼロキスもいる!

4キャラで合同のストーリーではなく、それぞれ別個にネームレス(名無し)のプレイヤーを相手として、キャラと一対一で話が進んでいく形式になっており、とても夢女子向けかなと思います。
震えながら内容を見てオタクは幸せで死亡…。

飴細工を送る意味は「あなたが好きです」
照れ顔の表情差分は初出。

うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
好きなキャラがこんなことしてきたらみんな狂ってしまうと思うんです…。
しかもフルボイス。泣いてしまう。
また、指輪型の飴細工をチョイスするあたり、メルクリオはお返しのプレゼントを一生懸命考えてくれたんだろうなというのがよく分かって胸がいっぱいになった。考えてくださった運営の方には本当に頭が上がらないくらいメルクリオらしいプレゼントだと、現在でも思い返して感動します。

2016年 京都コラボ

白猫はリアルイベントも存在する。
私は偶然にも2016年から京都で暫く生活しており、とても良いタイミングだった。
8月…暑かったがウロウロ京都中を徘徊してメルクリオの缶バッジもひっそりGETしていたが、
また予想外のことが起きた。
京都・映画村のコラボに向かった時のことだった…

居たのだ、メルクリオが。

2015クリスマスの立ち絵に新しい装いの“新撰組”メルクリオだった。この時は内心驚き過ぎて崩れ落ちそうになった。供給過多だった。一生分の供給が来てると感じた。
しかもこの等身大パネルはメルクリオに抱きしめてもらえるというユニークな作りになっていた。

私の姿を消しています。

面白過ぎた。本当に愉快な2016年夏だった。
しかし、この頃からメルクリオとの思い出があまり無かったように思う。
イベントガチャへの再登場はなく、ストーリーにもあまり出なかった気がする。
しかし私のメルクリオ熱が冷めることは全くなかったのだ。本当にメルクリオが大好きで仕方なかった。

白猫テニス

2017年、秋。私は未だメルクリオの再登場を願っていたが、可能性薄の事実も理解していた。
それでも白猫は楽しくプレイしていた。
そんな中、以前から存在していた白猫の派生アプリ「白猫テニス」に動きがあった。私も何度か触ったことがあるが、プレイが下手過ぎてたま〜に触れる程度だったのだ。それでも公式アカウントをフォローしていたので新着お知らせを不意に確認した。半泣きになった。新登場キャラのシルエットが浮かび上がっていたが、あまりにメルクリオに似ていたのだ。

真ん中のキャラのすぐ左。

混乱しながら他の画像も確認すると…メルクリオだった。阿鼻叫喚だった。どうしてメルクリオが?忘れ去られたと思っていた。一瞬で覚悟が決まった。何が何でも引くと決意した。テニスで装いを新たにしたメルクリオは、本当に可愛くて格好良くて素敵だった。

2017年も相変わらずうるさい。

必死にプレイし、課金も序盤の序盤でメルクリオは引けた。
あまりにも序盤過ぎたので逆に悔しくて何故か引いた後も課金した(?)

嬉し過ぎて沢山スクショした

今回もストーリーがあった。メルクリオがテニスを始めたが、人間である主人公やアイリスたちに素直に教えを乞うことが出来ず、意地を張る…というもの。
もう一つのストーリーは、女の子のテニス大会を観戦して花嫁候補を見つける…というもの。
どちらもメルクリオらしさをふんだんに感じる凄く可愛くて面白い話だった。本当に幸せだった。

2018年 コロプラフェス

コロプラフェスは私も参加し、とても楽しかった覚えがある。沢山の大型パネルが設置されていて、スチルや立ち絵、設定画が至近距離で見られたり、運営チームの方の描き下ろしが沢山詰め込まれたブースもあった。
その中にいたのだ…メルクリオが。
テニス登場後もメルクリオの供給は徐々に減っていて、もう新規イラストは見られないだろうと思っていながらもやはり諦められず私はコロプラフェスでメルクリオの姿を探した。メルクリオは2018年も偉そうに笑っていた。可愛い!
あの時メルクリオを描いてくださった方には届かないと思いながらも、メルクリオ推しとして本当に嬉しかったことを伝えたい…。

その他、2020年にも6周年祝いの新規台詞などがあるがネタバレになりそうなので割愛。
残している画像を頼りにnoteを書いているが、2017年からメルクリオの供給はほとんどなかったように思う。
会えない時間が「好き」を育てるのと似て、私のメルクリオへの愛もどんどんと重苦しく変貌を遂げた。グッズを無限回収したり、自作の等身大パネルを作りってパネルの後ろからメルクリオのボイスを流したりして一人で笑っていたりした。
推し変などもう考えられない。メルクリオしかいない。メルクリオメルクリオメルクリオ…。

アクスタ発売

二度見した。2020年12月、友人から教えられてコロプラショップのツイートを確認すると、メルクリオの新規グッズが発表となっていた。

このメンツにメルクリオがいるのが異常では?と感じた。最高の気分と共に、もしかしたらメルクリオの再登場もあるのかも知れない?!など、どうしても色々考えた。
アクスタは注文を間違えて入手し損ねかけたが、なんとか複数個GETすることが出来た。本当に良かった…。
都合の良い盲目ファンになるつもりはなかったが、メルクリオの人気の無さも分かっていたし、白猫はとにかくキャラの人数が多い。その中で少しの供給でも有り難かった。

2021年は個人的にメルクリオのぬいぐるみを作った。ひこうじま公園(白猫のスピンオフ的漫画)のメルクリオ回を読み気分が最高になる。
その他割愛。

2022年 正月

白猫のゲームシステムに思うところがあり、ゲームに触れる機会が減っていたがメルクリオのことは大好きだった。パブサは頻繁にしていた…二度見したし訳が分からなかった。
メルクリオが登場している…?
正月の予定をいくつか放り投げて白猫をプレイした。(正月イベントはいつもかなり長い)
イベントでは、メルクリオをはじめ非モテキャラが集まって、おじさん(お母さん)に結婚を心配されたりベンケイに大砲の弾として夜空に飛ばされて星になったりした。なんだか昔に戻った気持ちになり感動だった。
また、今回はメルクリオに表情差分が大量に追加されていた。

ここの絡みも新鮮だし、白目が面白すぎる

感無量だった。半年経った未だに擦り続けてしまうくらいには、メルクリオらしいイキイキとした表情差分の数々に五体投地。生きてて良かったと本気で思った。本当に素晴らしい。何度見ても血が凄い速度で身体中を巡って覚醒するような感覚に陥る。
また非モテキャラとしての活躍も楽しみ。

ざっと遡って書いてみたが、やはり出会った当初からメルクリオへの愛は衰えておらず、日々進化しているように感じる。これからもメルクリオへの愛を胸に生きて行きたいと強く思う。
また、私がメルクリオを見ていつも幸せを感じるように、メルクリオもたまには人間に恐れられたりして吸血鬼ライフを楽しんでくれていたら嬉しいし、これだけ推しておいて複雑だが、100人の花嫁の夢も応援したい。これからもずっとずっとメルクリオの動向に期待している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?